2027/01/20 冬の宿素粒子の話尽きもせず : 高橋紀美子 2027/01/19 初場所やいつもの席にいい女 : 佐藤文子 2027/01/18 長距離寝台列車(ブルートレイン)のスパー
<アートな一句 2026> 2026/01/16~01/20
2026/01/20 鏖殺の朝、現地は奇しく雪だつた。ブリューゲルに據れば : 石井辰彦 2026/01/19 寒月とチェロを背負つて来る男 : 金子敦 2026/01/18 ゴミ捨場に歌を歌
<アートな一句 2025> 2025/01/16~01/20
01・20 暫の顔にも似たりかざり海老 : 荷風 01・19 ねむるーーとはねむりに随きてゆく水尾となること 今し水門を越ゆ : 川野芽生 01・18 映像の癌美しや寒燈 : 高野ムツオ &n
<遊行一句 −2027> 2027/01/11~01/15
2027/01/15 初場所へ夫の遺影もたづさへて : 坂垣柳子 2027/01/14 誰か恋の果てを見よとや蝶凍てぬ : 岡本綺堂 2027/01/13 枯園にてアーッと怒りはじめたる :
<遊行一句 −2026>2026/01/11~01/15
2026/01/15 さかみちを全速力でかけおりてうちについたら幕府をひらく : 望月裕二郎 2026/01/14 冬空のざらついてゐるラジオかな : 岩田奎 2026/01/13 少女冷ゆ
<遊行一句 −2025>2025/01/11~01/15
01・15 湯婆してささ極楽へ行くがよい : 中原道夫 01・14 いつの日か忘れあうふたりで立てた旅の予定が実行された : 平出奔 01・13 着ぶくれてやってくる大阪弁 : 岡清秀 &nb
<飲食一句 2027> 2027/01/11~01/15
2027/01/15 無為にして海鼠一萬八千歳 : 子規 2027/01/14 おでん提げ空中歩廊かへるなり : 佐怒賀正美 2027/01/13 見せてもらう凍夜舌下の舌下錠 : 池田澄子
<飲食一句 2026> 2026/01/11~01/15
2026/01/15 煮凝の用心深きかたちかな : 山口昭男 2026/01/14 フードコートそれは幼児のギャン泣きにブザーのハモりが寄り添う世界 : 山田航 2026/01/13 人知れず
<飲食一句 2025> 2025/01/11~01/15
01・15 整理券に並びて得たるモンブラン食めば思ほゆ戦時のお米 : 大島範子 01・14 女正月鯛の目玉を執念く吸ひ : 大石悦子 01・13 すべてかえれわたしの内にみな孵れイクラを口いっ
<アートな一句 2027> 2027/01/11~01/15
2027/01/15 ソプラノの呪声たけなはを細雪 : 斎藤秀雄 2027/01/14 砂かぶり春著の袂庇ひつつ : 鈴木風虎 2027/01/13 あれが鶴あれが迎へに来た弟 : 阪西敦子