短歌研究 5月号 エッセイテーマ「男子厨房に入るとき」 書き手側はもちろん現存の短歌作家ですが、 エッセイにとりあげる歌は、 茂吉、釈迢空、坪野哲久、土屋文明、あたりが続々と。 佐佐木幸綱、高野公彦あたりは呑兵衛ぶりもい
【 タイム食句】 04・11〜04・15
4・15 羨望の角度調整しておりぬ新郎に酒をなみなみとつぎ : 辻聡之 〜〜鷹狩の屈折あわぬ緑内障 4・14 夕ざくら湯気の立つもの食うて泣く : 田中亜美 〜〜トッピングしてふるえ
アレクセイ・ゲルマン監督
ワーグナーの「神々の黄昏」ではなく、 アレクセイ・ゲルマン監督の「HARD TO BE A GOD」 15世紀のボッシュ、16世紀のブリューゲルのイメージを さらに荘重に厳粛に、燦燦とグロテスクに。 奇っ怪なスカトロジー
今道子「タコ+メロン」
花疲れ、琳派疲れ。 通りかかった細見美術館が、 珍しく琳派ではなく、写真展をしてるのでふらふらと。 フジフィルム80周年企画 ー日本の写真史を飾った巨匠101人ー 101点のなかに、今道子「タコ+メロン」を発見。 これは
【 私の愛した<立入禁止> その① その② 】
【 私の愛した<立入禁止> その① その② 】 その① KH ギャラリー芦屋:: 1981年 安藤忠雄設計のコシノヒロコ邸 リモデルされて、ギャラリーとして公開。 入り口の三角コーン、もちろんヒロコさんのアート。 これが
自爆テロから不発弾処理まで
イスラム圏のニュースで自爆テロが頻発している。 己の命と引きかえる価値のあるもの。 神風特攻隊という行為が日本にはありました。 精神性の違いをおさえておかなければいけない。 日本人のメンタリティには、ボランティア精神がそ
【 タイム食句】 04・06〜04・10
4・10 淋しさを許せばからだに当る鯛 : 攝津幸彦 〜〜尾頭つけて儀式にすれば 4・9 別れるならば殺す他なしと言われたき我が妄想としゃぶしゃぶを食う : 黒岩剛仁 〜〜唇ゆがむ笑いて
村上春樹の象舎
世沙弥にお越しいただいた若い女性が、 「あれ、どこかにでてきたお家のイメージ・・・」 おもいだしたのが、 村上春樹「1Q84」の老婦人のハウス。 実は猫の家で、そこの主人は帽子をとると猫の耳がニュッ。 帰り道の途中で振り
永田耕衣の本、三冊
永田耕衣 1900年〜1997年 縁あって三冊の本を手元で読み返す機会を得た。 いづれの本も、造本にかかわった人々の魂が こめられている。 ・耕衣百句 吉岡実編 (1976年 発行) ・定本 梅華 永田耕衣句集 (198
知了先生から 【尋斎】の印
篆刻家、寺田知了先生から 朱印【尋斎】を頂戴しました。 はて? 〜〜先日 押印講座をした二階の部屋の書斎名です。 最近 人の書斎に勝手に名を付けて廻るのがマイブームでして・・・ 洒落た添え書きがありました。 安岡正篤の言