まだ若いけどまぁ研究熱心。素材をいかに活かして新食 感と旨みを創りだすか。酒にも独自の主張。『魔法のレ ストラン』にでてたけど、忙しなって時間なくなるのは 困る。『世沙弥』で月1回教室の先生してもろてるから。
食句塾、よくぞ10年続いたもんや
毎回<食>をテーマの句会。短歌を作ってるからちょっ と気軽に句会の指導を、と頼まれたのが10年前。無責 任な毒舌に生徒もどこ吹く風の逆襲。なんとはや99回。 「しくじりも甘辛く煮て新ごぼう」をかし。新人最高点。
農薬報道、おかしいんちゃう?
「中国産生姜から基準値を4倍も超えるBHCが検出」。 大罪悪の印象。0.01の4倍は0.04。ところが米、 芋、キャベツ等メインの野菜の基準値は0.2。生姜の 20倍BHCが発見されても報道なし。これ変やないの?
「ミヤコ・ホテル」はエロティック
復本一郎『日野草城』の副題は<俳句を変えた男>。新 妻との初夜十句連作は昭和九年発表。タイトルはいまで も新鮮やね。当時は下品でもここから橋本多佳子も三橋 鷹女も激しい性愛句が作れた。開拓者はいつでもえらい。
『笑いのディクショナリー』よう出来たある
<明治安田生命>の大阪総務部が非売品でだしてる本。 毎年<味>や<阪神>をテーマに関西を考える企画らし いが店頭にならぶ一般文化雑誌より面白い。人には食欲 と同様に<笑欲>ある、と織田正吉の説。笑うてなんぼ。
『大阪名物』あれもこれもどれも
某百貨店で『大阪名物』企画。ライターの団田さんが打 合せの手土産に<ヒノデ阿免>。純正水飴のさわやかな 余韻。隠れすぎた名店ばっかり、よくぞほじくりだして くれました。天満市場の大テラ、ツムラの鴨、鴻の砂糖。  
女も男もしゃべりはしゃべり
たいがい女がしゃべりで男は無口。この俗説は世界共通。 けど米国の調査でしゃべり度数は同んなじと出た。個人 的体験から国別でいえば、しゃべりはトルコ人。ゴマ栽 培で畑をまわっている間中、づう〜〜っとしゃべってる。
仙人は松葉をしがんで生きのびる
<松葉サイダー>なるものが山里のあちこちで伝わって いる。赤松には精力のつく成分があり、仙人や千日回峰 の荒業は松葉をしがんで食とした。<お城に松>の定番 はなんと兵糧責めにあった時、松を食べるために植えた。
『反省』特別付録の外務官僚
またまたでました佐藤優と鈴木宗男の対談。国策捜査で ムネオ失脚を謀ったばっかりに外務省はとんだ展開。エ リートの破廉恥ぶりが厚顔写真付きで公開。官僚は税金 で報酬もろてんやからずっこい私生活は指弾されて当然。
軍鶏鍋『玉ひで』の鷹狩り上手
人形町『玉ひで』で軍鶏鍋と親子丼。そうとう味醂をき かせた甘口。240年の老舗の出発は鷹匠。かわいいひ ばりやうさぎちゃんが獲物になるわけだが、昼間あきれ るほどの大行列に並ぶグルメ族は現代版ええカモやんか。