7・20 冷麦 早急に食べねばならぬ : 池田澄子 〜〜時雨といはぬ蝉難聴時代 7・19 地平線焼き切るときの火の匂い 簡易珈琲のふくろをひらく : 鈴木加成太 〜〜水出しをすすめる奴の目をえぐる 7・18 夢のようなバ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
青うさぎさんは錬金術師
『食句塾』vol.61 2018 夏号 合評会 メンバーは詐欺師、竿師、花師、楽師など多士済々。 青うさぎさんは、錬金術師ならぬジュエリーデザイナー。 北浜はツタの絡まる画廊で個展中。 ・窓際にダイヤのピアス明易し :
【 タイム食句】 07・11〜07・15
7・15 べたついた悪意とともにつむじから垂らされてゆくコカ・コーラゼロ : 山田航 〜〜善き人のホワイトコーラ奏でつつ 7・14 サンドイッチしづかに倒れ雲の峰 : 金子敦 〜〜だし巻き卵はお酒のあてに 7・13 歯を
【JR塚本の会】第3回 〜〜日本人霊歌
【JR塚本の会】第3回 〜〜日本人霊歌 資料: ①『短歌研究』’57 8月号 ②『短歌研究』’56 5月号 (。。。ワオ、60年前やんか) ①「日本人霊歌」72首 初出の第2章 26首からはバッサ
【 タイム食句】 07・06〜07・10
7・10 サラダさつと空気を混ぜて朝曇 : 正木ゆう子 〜〜鮨握るコツ秘すれば花よ 7・9 完熟のマンゴーのごとやわらかき男盛りの夜に降りゆく : 野口あや子 〜〜宮崎よりフィリピンの手荒さアイス 7・8 葛餅の蜜の届か
【 タイム食句】 07・01〜07・05
7・5 白骨と煙になるのを待っている 充血した目で飲食物を選びながら : せきしろ 〜〜百回忌食い意地自慢のうからなり 7・4 遺跡のような命のような冷蔵庫 : 曽根主水 〜〜賞味無限を喰うエイリアン 7・3 人生のメニ
・好きになる順序があって夏は尻 : 主水
食句塾 7月例会 ( 第227回 ) ・好きになる順序があって夏は尻 : 主水 ・この尻のどこからわたし葉月生まれ : 飛白 (兼題が尻なんですよ)
【 タイム食句】 06・26〜06・30
6・30 食い物の名は限りなしつゆの雨 : 石川桂郎 〜〜異国にあればカツ丼の夢 6・29 日雇いの男のために汗をかくペットボトルはきっと動物 : 白辺いづみ 〜〜狼がペットになりさがる溽暑 6・28 食事暑し絶対割れぬ
【 タイム食句】 06・21〜06・25
6・25 痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を捕ると 川に流るな : 大友家持 〜〜しらばくれ吐かせてみれば中国か 6・24 七人の小人ゐそうなパセリかな : 笹下蟷螂子 〜〜怖いことにも慣れますように 6・2
【 タイム食句】 06・16〜06・20
6・20 桜桃の茎をしをりに文庫本 : 丸谷才一 〜〜本棚倒れ断捨離決意 6・19 吾がために君が買ふ朝の海老五疋虹のごとくに手の上にあり : 土屋文明 〜〜するすると目を離すすき脱皮する 6・18 夏雲や目薬甘く喉の奥