2・25 90分食べ放題をがいな男ががいに喰らいぬ : 倉益敬 〜〜男メシガチでがっつく草食系 2・24 壺焼の腸勾玉の原型か : 山咲臥龍 〜〜怪し緑に奥処うごめく 2
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 02・16〜02・20
2・20 水洗いして大根を無罪とす : 松井国央 〜〜しらけたセリフで白切り通す 2・19 海底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり : 若山牧水 〜〜浮き上がり薄
【 タイム食句】 02・11〜02・15
2・15 高校生カップルの削るロングパフェに隠れ給える誕生釈迦像 : 笹公人 〜〜べつべつにあるきだそうよ唯我独尊 2・14 うどんつるつるつると共に老い : 谷口幹男 〜〜き
【 タイム食句】02・06〜02・10
2・10 フーコーの拳(フィスト)ギリシャは腸(わた)温き : 関悦史 〜〜ろくろ首のスカルで遊ぶ 2・9 ひさかたの雪の白さの握り飯なぜか記憶のメロスは全裸 : 雪舟えま 〜〜約束を似非認知症また
<ふらんす堂通信>
<ふらんす堂通信> HPはのぞいたことはありますが、 ほんのたまに。 だれかのツウィッターで、この季刊誌のことを知りました。 早速、会員申込み。 138号、139号を読む。 俳句総合誌や結社誌から面白い原稿を選抜紹介して
【 タイム食句】02・01〜02・05
2・5 ひとり居て卵うでつつたぎる湯にうごく卵を見ればうれしも : 斎藤茂吉 〜〜立春すぎ立ちっぱなしの半熟 2・4 友死すや啜りて牡蠣のうすき肉 : 小澤實 〜〜腕に刺さったヘロイン
・味噌汁に何か入っている余寒 : 主水
歌会と句会がつづいた。 玲瓏の関西節分歌会。 所属結社の歌会も長い間欠席していた。 この西宮での歌会は初参加。 玲瓏以外の出席者が多くて新鮮。 後半は塚本慶子『花零れり』の読書会も。 ・放っておけ赤子は南へ歩き出すぬれた
上野千鶴子の俳句
俳句関連で、上野千鶴子によくぶちあたる。 アナホリッシュ国文学 特集「俳句の近代は汲みつくされたか」 鼎談 上野千鶴子・齋藤愼爾・江里昭彦 恩田由侑布子は『余白の祭』 <反転するダイナミズム>で 京大俳句終刊号・1983
【 タイム食句】 01・26〜01・31
1・31 熱燗のいつ身につきし手酌かな : 久保田万太郎 〜〜ご返盃など欲しくはないが 1・30 空心町葛屋喜兵衛の夕明り淡雪羹墓石のかたちに : 塚本邦雄 〜〜ガリガリ君かじ
【食句塾】季刊誌合評会
食句塾季刊誌合評会。 ・一杯も十杯目もかたい冬の耳 : 磯菜 酔っ払うと、すぐキスしたがる奴。 そうかとおもうと、やたら隣の人物の耳に かみつく妙な癖のやからもおった。 ・千両の一粒座る三段目 : 咲也 歌舞伎三段目、千