2026/06/20 潮騒のとどろく家に一夜寝て、目ざめし朝の心。清しき : 岡野弘彦 2026/06/19 うしろより腕つかまれぬ花菖蒲 : 横山白虹 2026/06/18 満員の山手線に揺
カテゴリー: セサミ日記
<遊行一句 −2025> 2025/06/16~06/20
06・20 青蘆やふたりが遅れつつ五人 : 森賀まり 06・19 壜のなかの蟻はガラスの断面に巣をつくるから、あなたといると : 平岡直子 06・18 きぬぎぬをみずすましにもなりすます :
<飲食一句 2027> 2027/06/16~06/20
2027/06/20 蟾蜍あるく糞量世にもたくましく : 加藤楸邨 2027/06/19 十人の姿勢ばらばら生ビール : 坪内稔典 2027/06/18 夏料理座高たかきを少し恥づ : 中西夕
<飲食一句 2026> 2026/06/16~06/20
2026/06/20 玉ねぎを刻む地球の裏は朝 : 佐藤文子 2026/06/19 紙コップ機械に入れて理解するブレンドコーヒー レギュラー ホット : 佐クマサトシ 2026/06/18 柿
<飲食一句 2025> 2025/06/16~06/20
06・20 銃後われパイナップルの皮を剥く黄いろい頭を作らんがため : 土井礼一郎 06・19 父の日や煮れば骨出るスペアリブ : 本多遊子 06・18 とうもろこしを胎児と思いながら寝る午前
<アートな一句 2027> 2027/06/16~06/20
2027/06/20 ピアノ一台無き島に住み雨垂れ聞く : マブソン青眼 2027/06/19 風鈴が鳴れば育つた町のやう : 野名紅里 2027/06/18 立泳ぎして友情を深うせり :
<アートな一句 2026> 2026/06/16~06/20
2026/06/20 六月の雨の港のハワイアン : 小川軽舟 2026/06/19 試聴機の消えたTSUTAYAでイヤホンにわずかに絡むポップなノイズ : 山田航 2026/06/18 天上も
<アートな一句 2025> 2025/06/16~06/20
06・20 何も正しくは言葉に出来ぬまま心射方位図法として立つ : 中島裕介 06・19 背を伝う緑雨のしずく人は木に : 小西雅子 06・18 女卑的な創作だ、って糾う声がこうもりみたいに耳
<遊行一句 −2027> 2027/06/11~06/15
2027/06/15 あつ僕はあやらないぞあおばずく : おおさわほてる 2027/06/14 みづうみのみなとのなつのみじかけれ : 田中裕明 2027/06/13 才能や香水にアメリカの果
<遊行一句 −2026> 2026/06/11~06/15
2026/06/15 蟻の巣に突つ込みし棒昨日のまま : 相子智恵 2026/06/14 みさかひもなき者も殺されし樺太の夏が近づいてくる : 林田恒浩 2026/06/13 をさなくて昼寝の