02/05 さくら貝、ふたつ重ねて海の趣味、いづれ深しと笑み問はれけり : 萩原朔太郎 02/04 先頭の男が春を感じたり : 神生彩史 02/03 なぜ銃で兵士が人を撃つのかと子が問う
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2024】2024/02/01~02/05
02/05 梅咲いて身にゆきわたる白湯の味 : 渋川京子 02/04 あと少し呪いにつきあってほしい 冷めたココアにかすかな瀞み :千種創一 02/03 酢と牡蠣がやさしくころしあってい
【 アートな一句 −2024】2024/02/01~02/05
02/05 神将の微塵にんげんの妻に降る : 斎藤玄 02/04 ツタンカーメン鐵隕石の短剣と共に眠れりつるぎは宇宙 : 水原紫苑 02/03 ブラームス一日聞いて着ぶくれて : 大木あ
『大地の五億年』藤井一至
世の中は何か常なる飛鳥川昨日の渕ぞ今日は瀬になる : よみ人知らず 〜『古今集』 ・・・飛鳥時代、度重なる遷都で畿内の森林は伐採しつくされ土地は荒廃。洪水、土砂崩れ。天武天皇は水源林の伐採を禁止。 〜『大地の五億年』藤井
【遊行一句 −2024】2024/01/26~01/31
01/31 かさなるや雪のある山只の山 : 凡兆 01/30 傘の骨は雪に触れたることなくて人身事故を言ふアナウンス : 川野芽生 01/29 滝凍ててむしろこの世のものとなる : 阿部
【 タイム食句 ー2024】2024/01/26~01/31
01/31 四個(よんこ)の団子つらぬく竹の串さえざえとありいざ食はむとす : 小池光 〜『サーベルと燕』 01/30 夢の世に葱を作りて寂しさよ : 永田耕衣 〜『驢鳴集』 01/29
【 アートな一句 −2024】2024/01/26~01/31
01/31 「火の鳥」終る頃に入り来て北狄のごとし雪まみれの青年は : 塚本邦雄 ~『日本人霊歌』 01/30 王は綾とりして音おとしていたり : 阿部完市 01/29 ホワイトハウスに
【遊行一句 −2024】2024/01/21~01/25
01/25 熊と熊抱き合へばよく眠れさう : 遠藤由樹子 01/24 取組後すぐに力士にインタビューするのは計算された笑いか : 小坂井大輔 01/23 一晩だけ預かっている大きな足 :
【 タイム食句 ー2024】2024/01/21~01/25
01/25 夢にわれ妊娠をしてパンなればふっくらとしたパンの子を産む : 渡辺松男 01/24 粕汁や裏窓にある波がしら : 千田一路 01/23 現し世は広漠として亀虫を食べるラオスになかなか行けぬ : 高野公彦
【 アートな一句 】2024/01/21~01/25
01/25 縦横に走れる樹根描かむにカラス奴ら来てしばらく騒ぐ : 佐藤通雅 01/24 ゲニウスロキの眠り薬の初釜よ : 小津夜景 01/23 焦がるるは 玄冬のパリ はるかなる聖地巡