<名を求めて懸命に努力し、いつか自然にその目的と結 果を忘れる境地が理想。そのようにして生まれる句は、 自然の石を生かした穴だらけの野面積みの石垣に似てい る>。凛とした<俳句石垣論>を残して飯田龍太、逝去。

国産胡麻の今年度栽培計画の打ち合わせ。一般的に6月 播種10月収穫。喜界島、徳之島の南方は本州より2ヶ 月早い。当たり前だが農業は1年のサイクル。ちょっと テスト、ができない。土が、光が、生命が、いとおしい。

蕎麦『土山人』。芦屋に開店してすぐいった記憶がある がその後北浜、天満橋と支店ができた。蕎麦打ちは個人 の技。店舗展開といっても味は違って当然。天満橋は近 いけどいつも素通りで今回初めて。シンプルにかけそば。

サントリー『胡麻麦茶』。いままでは油脂分に含まれる 成分だったがこれは蛋白質。ゴマペプチドが高血圧対策 にいい。和田萬でも先行して胡麻茶を主体にした『やせ 茶王』が大好評。体感した方のリピート率が抜群に高い。

市場にでまわっている「しめじ」は<香り松茸、味しめ じ>といわれる本物ではない。よくきく話題。当然食べ たことはない。その本物をタカラバイオの方から頂戴す る。なるほど旨みジューシーがじゅわぁわぁ。塩だけで。

繁昌亭「桂珍念独演会」。<代脈><紙入れ><親子茶 屋>。漫才新人賞もとった経歴、技量あり。トリでの親 だんさんの話しっぷりには感心した。師匠の文珍さん、 応援挨拶にでないと思ってたら終演出口でアンパン配り。

『良寛遺墨集』。中尾書店で数年前にたまたま手にとっ た。欲しい、けど高い、あきらめよ。心斎橋にいくたび、 手元におきたい、でも役に立つかな、やめとこ。夜7時 半閉店で片づけてるのを無理矢理入ってついに衝動買い。

狭山の蕎麦『摂河泉』。開店の11:30ジャスト。ま だご主人は打っている最中。客の分だけ切って湯がいて。 まさに挽きたて打ち立て湯がき立て。葱は根っこからわ ずか5cmのしっかりした部分しか使わない。出汁よし。

『なにわ野菜・割烹指南』上野修三。レシピと写真の料 理事典であることはもちろんだが素晴らしさは文章。絶 品の随筆。『天神坂上野』が閉店になってもこんなかた ちで上野さんのなにわ語りを聞くことができるのは幸運。

新梅田食堂街の蕎麦『香雅』。大阪駅ガード下あたりの ごちゃごちゃしたとこ。どうせ立ち食い蕎麦系、期待せ んとはいったら大合格。蕎麦通やない若い子ぉにも奥さ んの対応があったこうて感じええ。蕎麦屋は人柄でっせ。