01/25 縦横に走れる樹根描かむにカラス奴ら来てしばらく騒ぐ : 佐藤通雅 01/24 ゲニウスロキの眠り薬の初釜よ : 小津夜景 01/23 焦がるるは 玄冬のパリ はるかなる聖地巡
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2024】2024/01/16~01/20
01/20 流暢な大阪弁は塚本も手を貸しにけむ『虚無への供物』 : 篠弘 #大阪な一句 (一首) 01/19 冬景色なり何人で見てゐても 田中裕明 01/18 よくわからんお笑い芸人の
【 タイム食句】2024/01/16~01/20
01/20 大寒といふ一枚の落し蓋 : 鷹羽狩行 01/19 冷蔵庫開けば縦に凍りをり冬に巻かれしままの春巻き : 田村元 01/18 すまないなあ冬菜のように涙出る : 三井絹枝 &n
【 アートな一句 】2024/01/16~01/20
01/20 大寒やなだれて胸にひびく曲 : 波郷 01/19 A・Sは誰のイニシャルAsは砒素A・Sは誰のイニシャル : 穂村弘 01/18 雪の降る町といふ唄ありし忘れたり : 安住敦
<本日の干物>は目刺し
句会終わりの呑み会は蕎麦屋に限る。 <本日の干物>は目刺し。 ソバ焼酎に目刺し、〆は粗挽き。 春宵一刻価千金。
【遊行一句 −2024】2024/01/11~01/15
01/15 木枯しの果はありけり海の音 : 池西言水 海に出て木枯し帰るところなし : 山口誓子 木枯しの凪ぎて木の根へ音還る :倉橋羊村 01/14 吹雪みち頰かむりせし大男に添ひて走りしつつまし
【 タイム食句 ー2024】2024/01/11~01/15
01/15 他にも何かしてはゐたけど麩のうかぶ椀をみてゐた日曜の夜 : 荻原裕幸 01/14 母からのスープのレシピ雪の降る : 藤井なお子 01/13 ぼくの求めたたったひとつを持って
【 アートな一句 】2024/01/11~01/15
01/15 曇り日は光とぼしい長回し生きるほかには賭けごとをせず : 山階基 01/14 北斎の浪初旅の日本海 : 苳羊右子 01/13 記憶よりむらさきの濃し次に描くつりがねにんじん雨
【遊行一句 −2024】2024/01/06~01/10
01/10 ほんとうは心が入っていそうなものランキング第一位は氷 : 櫻井朋子 01/09 初湯から大きくなつて戻りけり : 西村麒麟 01/08 冬庭の底の底にてあたたまりゐし憶(ああ)、便座!不不
【 タイム食句 ー2024】2024/01/06~01/10
01/10 物食へば癌も育ちぬ霜の声 : 相子智恵 01/09 瀬物より底物がよし冬の夜のひとりの酒の肴にせむは : 伊藤一彦 01/08 肛門で腸終りたる初茜 : 寺澤一雄