Archive for category アート周辺

『港町』 想田和弘監督観察映画

『港町』 想田和弘監督
<観察映画>とある。
ドキュメンタリーのなかでも
明確に手法とコンセプトを宣言している。

第7弾の今作品は、
6弾である『牡蠣工場』と同じ瀬戸内の牛窓が舞台。

どこにもある日本の風景と人々の暮らし。
いつもと同じ調子のおしゃべりのついでに、
むこうの崖下の裂け目が突如露わにされる。

『 笹踊りと笹踊り歌 』 塚田哲史

『東三河地方の
笹踊りと笹踊り歌』 塚田哲史

豊川あたりに伝わる祭礼の囃子もの。
いまも20箇所に残っている。
神社ごとの踊りの詳細と踊り歌の採譜が
A4サイズ 分厚い一冊の本にまとめられた。

東北において震災後いち早く
こころをつなぎとめたものとして注目されたのが
村々に伝承されたお祭りであった。

塚田個人の永年にわたる地道な作業は、
歌の<採譜>となるとほとんど難儀を極めるものであろう。
出版までぐるりの支えてきたメンバーの方あってのことだろうが、
なにより塚田本人の業績を褒め称えたい。

『玲瓏』の歌友、25年前に腎移植をうけて
闘病しながらの達成である。

藤蔵たっぷり 『瓢箪棚の段』

藤蔵たっぷり。
『瓢箪棚の段』の長丁場、
切腹あり、大立ち回りあり、
三味線藤蔵が暴れまくる。
もはや掛け声とはいわぬ。
押忍の唸りから雄叫び咆哮へ。

この『彦山権現誓助剣』、
まるで小劇場の不条理コメディ。
めちゃくちゃでおもろい。あきさせない。

咲穂太夫が織太夫になって、
藤蔵とのコンビをまだ聴いていない。
このふたりで、連続三年ぐらい集中して、
公演を企画してほしい。
そうすれば、文楽が歌舞伎人気以上になるときが
かならず来る。

それでも脳味噌は残留する

獣の頭蓋骨。
苛性ソーダで煮込み、過酸化水素で漂白。
それでも脳味噌は残留するという。
長野久人の新作インスタレーション。

個個の作品はキッチュな表情をみせながら、
狭い室内に木火土金水の思想を層として、
濃厚な弔いの匂いが立ち込める。

@MU東心斎橋画廊

内倉真一郎 ”BABY”

春の展示替え ー①
エントランス正面

内倉真一郎 ”BABY”
わらってるのは、生理的微笑。
赤ん坊の無意識、本能的なほほえみで、
チンパンジーと人類だけの現象。

(世沙弥コレクション ー2018)

*塩田千春作品とならべています。

素敵なダイナマイトスキャンダル

任侠映画で70年代回顧した足で、
80年代の『写真時代』へ。

だる〜い演出は
去る業界の人々の当時のだる〜い感。

高倉健 @西宮市大谷記念美術館

美術館で高倉健。
それならば、絵コンテ、セットのジオラマ、傑作ポスターなどが並ぶのかと思いきや、内容も画期的。
健さん全仕事主演映画205本の抜粋、これだけ。
昭和残侠伝の池部良との道行だけを年代ごとに追っかけて
みるという贅沢ができる。
進藤英太郎、由利徹、砂塚英夫・・・うれしいね。

『憂魂、高倉健』
横尾忠則が編集した幻の本。
健さんへのオマージュイラストに加えて、
遠藤努撮影の健さんプライベート写真。

@ 西宮市大谷記念美術館

五代目吉田玉助襲名披露

筍のシーズン。
剥きすぎて食いすぎて身体中がかゆいよお〜

<雪中の筍>という親孝行の故事がある。
そのモチーフがつかわれている『本朝廿四孝』が
玉助の襲名披露。
文楽のたのしみを太夫と三味線に特化しているもんで
ほとんど人形を見ない癖がついている。
玉助をじっくり。人形をみないで遣い手をみる。
玉助、玉佳、一輔らの世代に変化の期待がある。

『義経千本桜』
幕があくと舞台正面に
三味線九、太夫九、
十八人の肩衣・袴が鮮やかな桜色。
みごとな桜吹雪。
吉野千本桜のヴァーチャルリアリティ。
もうこれをみたから、
あしたからの造幣局の<通り抜け>はやめとこう。

カバちゃん、『うろこの家』に登場

カバちゃん、『うろこの家』に登場。
うららうららの陽気にうかれ、
どうよ、このやりたい放題。

今回はつかささんの絵本もできました。
ラフスケッチの河馬、たまんないっす。
(30日は絵本サイン会あるそうです。
混むのは必至だから、みなさん行かないように・・・)

カバちゃんが世沙弥に嫁いでくれのは
ちょうど1年前。
天王寺公園とニュヨークに兄弟がおりやんす。
もっとふえたらいいね、つかささん。
がんばって種まいてちょうだい。

ちなみに、会場の『うろこの家』
隣接する美術館もふくめ、
観光レベルと軽くみてたらとんでもない。
スタッフメンバーの心意気があつ〜い。

木野智史  田中悠

『陶芸の提案 2018』
@ ギャラリー白

パラミタより鮮度いい14名、出揃った感あり。

*木野智史
『颪』シリーズから新作 『潮汐』 へ。
地層のあわいから
地球創生と人類の記憶が覗きこめる。

*田中悠
袋の中、実はとんでもないものが。

この作品をどこかで見たような・・・
あとでわかりました。
1月に京都芸文センター
<藝文京展>で京都新聞賞を獲った作家。


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