Archive for category 本 周辺

『上方落語史観』

『上方落語史観』 高島幸次

上方落語のネタから
とんでもないエピソード、故事来歴が
ポロポロこぼれでてくる。

古文書や歴史物語から引用、
解き明かす場合が多いのが通例やけど、
ひっぱってくるネタ元のカテゴリーが
現代風俗から映画、オペラ、アート、グルメ、
う〜ん、ジャンルの広さにたのしくうかれてしまう。

<よお知らんけど> フレーズを連発しながら、
上方の皮肉、ブラックのスパイスが十分効いてます。

最近の噺につまらん地口オチが多いのも、白ける要因やったけど、
その元ネタが現代の常識では理解できなくなってるから
やむなくてっとりばやくて作りやすいサゲに変えてる、
ちゅうことがよおわかりました。

『少林寺』 強さとは食べて寝ること

一番最近に買った写真集
『少林寺』 大串祥子

一番最初に買った写真集
『王国』 奈良原一高

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『少林寺』
武僧は試合をしない。
佛の前に勝ち負けはない。
殺気とは無縁の、身体を通じた禅の体現。
しからば強さとは何か。
「食べて寝ること」

司馬遼太郎記念館

自筆の表札
本名、福田定一。

小説家とも出会いのようなものがあって、
気になってはいるがなぜか読む機会がずれたようで。
国民的人気の司馬遼太郎とは縁がない。
『空海の風景』と『街道をゆく』の何編かぐらい。
たまたま河内小阪という辺鄙な駅に降りたら、
商店街の入り口に、<司馬遼太郎記念館>。
ええっ? ここ?
もちろんほかの用件で来ただけなので、
逆にビックリ。
それはお導き、行かねばなるまい。

2月12日が命日で<菜の花忌>
安藤忠雄設計の6万冊の書棚。

肩たたかれて、あんただけに教えたるわ、
指さされた天井のコンクリートにシミ。
あれ、龍馬はん、でてきはってん。

「二〇〇五年冬」佐野洋子

『ぱっちり、朝ごはん』
寝る前に気楽なエッセイを。

一番最後は
「二〇〇五年冬」
おもわず姿勢を正して。
書き手は佐野洋子。
絵本作家でエッセイスト、と紹介がある。
『神も仏もありませぬ』で小林秀雄賞受賞。

『浄夜』『舎人の部屋』

萬月 どっぷり。
耽読。淫読。

このメタ小説をメタ映画化する
ツワモノはおらぬか。
アレクセイ・ゲルマンが生きていたら。

『浄夜』『舎人の部屋』

2017年 ふりかえって (その3)

2017年 ふりかえって (その3)

【BOOK・CD】
=書籍
過酸化マンガン水の夢(谷崎潤一郎)
断片的なものの社会学(岸政彦)
罪の声(塩田武士)
舞台という神話(渡辺保)
神の値段(一条さゆり)
応仁の乱(呉座勇一)
俳句と暮らす(小川軽舟)
三弦の誘惑(樋口覚)
ポロポロ(田中小実昌)

俳句:小津夜景・福田若之・北大路翼
短歌:瀬戸夏子・斉藤斎藤・吉岡太朗

=CD
坂本龍一  :async
上原ひろみ :エドマール・カスタネーダ

【個人的に】

1)FBが乗っ取られる。
被害者が即、加害者に。多大な迷惑をかける。

2)断捨離をそろそろ
玲瓏0号〜95号の整理
レコード類、その他の書籍

3)歌仙 頻度ますます
3つの連衆と それぞれ
66巻まで・15巻まで・3巻まで

バタイユとダカタ

写真家アントワーヌ・ダガタの4時間映像『ATLAS』を
MEMでみたのが8月。

写真集『赤穴』は
その映像の元となる写真と
撮影台本、メモ、イメージ言語から成る。

シナリオの原型のようなものは
バタイユの『マダム・エドワルダ』であると
ダカタ自身が語っている。

あまりに過剰で熱量がたかく、
ぱらぱらめくるだけで放置してきた。

あらためて
中条省平訳『マダム・エドワルダ』『目玉の話』を
よみなおし、並行して『赤穴』を繰っている。

『ちゃぶ台返しの歌舞伎入門』

『ちゃぶ台返しの歌舞伎入門』 矢内賢二

踊りについて、一章たててあります。

体の動きが何を表現しているかわからないのが
不完全燃焼の原因。
詞章を読むのが一番早道。
一つの言葉を出発点に どんな方向に、
どんなスピードで、どれだけの広さに
連想の網が広がっていくか。

正月は玉三郎の舞踊公演。
ちょっと楽しみ方がちがってくるか。

 

『岡本神草の時代展』

岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』デビューは
衝撃的だった。
表紙の甲斐庄楠音『横櫛』の効果も大。

同時代を競った『岡本神草の時代展』。
いづれも舞妓、芸妓の妖かしの世界。
妖艶というより狂気すれすれ。
いまの相撲界などまだまだ可愛いもんだ。
大正という時と京都という場が
これらの若き作家を選びだしたのだろう。

@京都国立近代美術館

10月号特集:食テーマの揃い踏み

10月号の特集が、食テーマの揃い踏み。
単純に食欲の秋だから?

美術手帖 :新しい食
現代詩手帖:詩と料理
A X I S :新しいおいしさ。

藤原辰史の論文が2誌に。
人間チューブ論(BT)
ポスト・フード(GS)

BTには本原令子の紹介記事も。


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