〜この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉(鷹女) 東福寺に来てこの覚悟なければ、 紅葉には目を閉じて通り過ぎ、 加藤巍山の仏に会いにいくべし。 瞑想筋肉に打ち込まれた鎹(かすがい)。 奥の茶室には阿弥陀如来。 折からの時雨が小
カテゴリー: セサミ日記
M式「海の幸」 森村泰昌ーワタシガタリの神話
毎回何をしでかすかわからないMさん。 本人はいたって誠実だから、 30分の映像で<M語り>をしてくれてます。 前回の原美術館でも1時間の映像がメイン。 戦後日本の嘘・空虚を暴き出した。 「真理や価値や思想というものは(中
KAI KA TOKYO
近ごろあちらこちらにオープンする アートホテルなるところ。 ここは地下が作品在庫の倉庫スペース。 鼻息あらい元気な画廊6軒の 開架式展示作品をのぞき見。 おお新藤杏子に加藤智大、あれ〜西山美なコも。 すでにコレクションし
【遊行一句 −2021】2021/11/16~11/20
11/20 旅客車に眠るふたりや桃青忌 : 町田無鹿 〜陰暦10月12日(11・16ごろ) 11/19 形なき猫を抱けばあたたかい袋の中に骨が動いた : 奥田亡羊 11/18 セーターは手洗い
【 タイム食句 ー2021 】2021/11/16~11/20
11/20 コンコンと叩いてシュポッと栓を抜き古式ゆかしくビール注ぎ合ふ : 桑田靖之 11/19 蓮根によく似たものに近づきたい : 樋口由紀子 11/18 ピザパイの中にときどきG#7があ
ヴァンジ彫刻美術館・クレマチスの丘
何回来てもかっこ良すぎ〜 ああ、大地とキッスしたい。 すべてを抱きしめたい。 マイベストミュージアムは ヴァンジ彫刻美術館・クレマチスの丘 (次点:安田侃彫刻美術館・アルテピアッツァ美唄) 2002年、開館に当たって イ
<すべてのひとに石がひつよう>
<すべてのひとに石がひつよう> バード・ベイラーの絵本のタイトル に惹きつけられる今回の彫刻展。 〜石はそれぞれが記憶装置ですし、 生きている小さな地球です。 石を撫でていると、 地球との付き合い方が ちょっとわかってく
銀寄 : 能勢の栗
能勢の山奥まで。 日本料理の八寸に、超でかい栗。 <銀寄>のネーミングでブランド価値を つける戦略かと思い込んでいたが、 丹波栗ではなく、ここ能勢の栗が語源らしい。 江戸時代から銀札を寄せてくるほど、 その価値で村を救っ
【遊行一句 −2021】2021/11/11~11/15
11/15 頭とは何ぞ問ふにジャコメッティ端的に応(いら)ふ胸の付け根 : 玉城徹 11/14 幇間の道化窶れやみづつぱな : 太宰治 11/13 吊橋をゆけばゆらりといのち寒し空は鳥の国、谷
【 タイム食句 ー2021 】2021/11/11~11/15
11/15 粕汁や京人参の赤をこそ : 井上弘美 11/14 柚子の実が地を打って落つただそれだけのことなのよ : 山崎方大 11/13 舐め終えた炎の芯の醒めている : 八上桐子