えらいとこにいってもぉてる。談志を生きてるうちに聴 いとかんと。「ワケのわからないものが人間の奥底にあ って、これを表に出すと社会が成り立たなくなる。落語 はそういう人間の不完全さまで踏み込んで演じるべき」。 (本)ht
カテゴリー: セサミ日記
パリ国立オペラ : 大胆挑発の舞台
歌舞伎でこんな刺激的な演出が見られるか。権威ある国 立歌劇団が時代の空気を攪拌する爆弾を仕掛ける余裕。 『青ひげ公の城』は真っ昼間から猟奇的なセックスがテ ーマ。セレブスノッブの観客は夕食でどんなおしゃべり? (演目)h
ピカール : お稲荷さんを磨く
裏庭のお稲荷さん。屋根の一部ハゲが気になる。己の頭 のハゲ隠しにツルツルに剃ったので、そやこれもツルツ ルにしたろ。磨くとは研磨剤で細かく摩耗させる事。新 たな傷で過去の傷を癒すという人間臭い行為にぐったり。 (ピカール
『偽善エコロジー』 : 武田邦彦
?ゴミ分別=意味なし。?古紙リサイクル=よくない。 ?温暖化で世界は水浸し=ならない。?割り箸追放のマ イ箸=逆に世界の森を痛めている。エコ環境の社会現象 の偽善性をことごとく暴いてゆく。情報の選択は難しい。 (本)ht
『クライマーズ・ハイ』 : 横山秀夫・原作
いっとき嵌った。”半落ち”で泣いて”クライ”で泣い て。まぁ人非人の奴ほど涙の禊を欲しがるもんで。映画 は縦糸横糸の比重が違うのは当然で泣けはしなかったが 新聞記者のキャスティング、<でんでん>が煮込んだ味。 (映画)h
『大陸風』 : 廣記商行のお店
食材販売から中華料理に変身。厨房までコックの顔をの ぞきにいきたくなる”技あり一本”がいろいろ。<四川 風魚の唐辛子煮込み>は土鍋びっしり唐辛子が浮かぶ。 てっちゃんの皮をパリパリ揚げた皿は北京ダックに勝る。 (店)ht
じゅんさいな奴 : 天神橋・いしだ
じゅんさいを山葵だけでいただく。若菜をくるんだ寒天 質のぬめりが命やけどこれほど生まれたての極上に出会 うことは希有。女将でも年1回しか入手できない賜。調 子のええ男を”じゅんさいなやっちゃな”。親父の口癖。 (じゅんさ
『孤独のグルメ』 : 久住昌之原作
蕎麦屋は独りがいい。酒のアテにちょっと迷う夕暮れの 愉しみ。蕎麦がうまいのまずいのと言わなくてすむ気楽 さ。それはおいといて、この漫画、たとえば阪神地下の 食堂街に近づいた時の動揺を見事に言い当てられた気分。 (本)ht
めだかは何年生きる?
6月になると大きなすり鉢に水をはってめだかを和田萬 店頭でお披露目。もう3年になる。こんなに長生きする? はて、毎年子メダカが孵っていた筈。ならばチョー気持 ちイイと泳ぐこいつらは3年目の親父か2年目の小娘か? (めだか
『いきなりはじめる仏教生活』:釈徹宗
<宗教>という言葉へのアレルギーがあるだけで日本人 の無意識生活に仏教的濃度は高い。意識的になって一番 気持ちいいのは呼吸法。それと食。情報をゼロにしてた だ食べることだけに意識集中。香り、味、食感、舌、喉。 (本)ht