ウイーン世紀末アートの匂い。不安を煽り、頽廃に溺れ んとする釉薬の妖しい溶け具合に翻弄される。日常の磁 器食器の狭い空間で蠱惑的に遊べるのがおもろい。さて この茶碗で食う今夜の晩飯はどんなメニューにしようか。 http:
カテゴリー: セサミ日記
丸山正 : 着物
注文から半年待って届きました。帯と羽織が斬新。色は あくまで無彩色。利休鼠の帯に刀剣の鍔をイメージする 円の刺繍。墨染の羽織は陣羽織の猛々しさをひそませ、 ベルトでしめるので普段着のセーターにもフィットする。 http:
『匂い立つ美味』 : 勝見洋一
匂うは臭う。世界中の臭い美味の50章。豪奢に美学の スパイスをふりかけ食の快楽と戯れ溺れ沈みこむ。奥地 の珍味から場末の惣菜まで。<山に霊気よって味が違う ジビエ><風呂上がりの体の臭いが豚カツに似ている>。 http:
ラスト・コーション : 李安監督
葉を落としシルエットだけが冬空を突き刺す樹の頂に赤 い実が一つ。過激なセックスを観ながら脳裏には幻の果 実が揺れた。徹底した虚無でしか生きていけない男の性 戯の果てになお愛や誠を得んとする人間の業が痛ましい。 http:
国産胡麻で胡麻豆腐 : 蕎麦「仲佐」
ながほりの中村さんが仲佐のご主人を連れて和田萬店頭 に。蕎麦は全て手挽きの徹底した姿勢は胡麻豆腐でも変 わらず。自分の手で胡麻を煎り擂り豆腐に。白胡麻を所 望されたので喜界島産の生を。どんな胡麻豆腐か楽しみ。 http:
ふぐ白子句会 : いしだ(天神橋)
この時期<いしだ>の白子はとにかくでかい。片手にお さまらない。生のふわとろ。これを食べる目的の句会。 「ふぐ汁の底の悪事を突き出す」弥華藍。「唇に罪利す こし河豚白子」翠胡。「春の雪競歩の尻に二三片」大象。 http:
大阪胡麻加工組合 : 非常招集
いまだにゴマは中国産と思いこんでいる方が多いがいま やメイン産地は南米。ここの新穀の相場がでて今年の値 上げ価格が決まる重大ポイント。中国、トルコ、アメリ カ、日本、世界中からバカ高値の争奪戦。世界食の証拠。 http:
蕎麦打ちであんたは”いらち”とすぐわかる
まだ若いけど20年の蕎麦打ちプロ、きうちさんにみて もらう。水回しの最初1分で「性格よおわかるわ。そう とう、いらちやね」。するどい指摘。ぐっと反省。要する に仕事が大雑把。玄挽き40%配合した粉で黒々と打つ。 http
『短歌の友人』 : 穂村弘
ネット短歌も現代美術も”なんや説明でけへんけどおも ろい”。その辺りの道先案内としてよぉでけたある。や らこい部分もええけど固いとこも読ませる。「子規も茂 吉も、塚本同様に短歌をオモチャ化したはずなのである」。 http
飲酒後のラーメンの秘密 : 新居裕久
肝臓でアルコール分解に体内の糖分を使うので血糖値が 下がる。そこで糖分補給にラーメンがほしくなる構造。 快楽のベーターエンドルフィン、誘惑のドーパミン分泌 でおっちゃん達はいとも簡単にドツボにはまってしまう。 http: