繁昌亭「桂珍念独演会」。<代脈><紙入れ><親子茶 屋>。漫才新人賞もとった経歴、技量あり。トリでの親 だんさんの話しっぷりには感心した。師匠の文珍さん、 応援挨拶にでないと思ってたら終演出口でアンパン配り。
カテゴリー: セサミ日記
『良寛遺墨集』。中尾書店で数年前にたまたま手にとっ た。欲しい、けど高い、あきらめよ。心斎橋にいくたび、 手元におきたい、でも役に立つかな、やめとこ。夜7時 半閉店で片づけてるのを無理矢理入ってついに衝動買い。
狭山の蕎麦『摂河泉』。開店の11:30ジャスト。ま だご主人は打っている最中。客の分だけ切って湯がいて。 まさに挽きたて打ち立て湯がき立て。葱は根っこからわ ずか5cmのしっかりした部分しか使わない。出汁よし。
『なにわ野菜・割烹指南』上野修三。レシピと写真の料 理事典であることはもちろんだが素晴らしさは文章。絶 品の随筆。『天神坂上野』が閉店になってもこんなかた ちで上野さんのなにわ語りを聞くことができるのは幸運。
新梅田食堂街の蕎麦『香雅』。大阪駅ガード下あたりの ごちゃごちゃしたとこ。どうせ立ち食い蕎麦系、期待せ んとはいったら大合格。蕎麦通やない若い子ぉにも奥さ んの対応があったこうて感じええ。蕎麦屋は人柄でっせ。
『面白すぎる日記たち』鴨下信一。藤原定家から山田風 太郎まで。有名無名。戦死者のポケットに残された日記 の多さにアメリカの将校が驚いた。<日本人は日記好き の国民>。ここ数年のブログ日記氾濫は日本独自の文化。
渡辺和博氏が死んだ。五十六才。「友の死は、自分の一 部が死ぬのである。としをとって、友人のほとんどが死 ぬと自分のほとんども死ぬのである。としをとると、も う新しい友人はいらない」。嵐山光三郎の文章が沁みる。
『ディパーティッド』。佐藤優の本から<インテリジェ ント・オフィサー>なる存在を認識。もちろんニュアン スは違うが<スパイ>に急に興味をもち映画館に。怪演 ジャック・ニコルソンにそっくりなおじきが親戚にいる。
胡麻『食育』シリーズを企画中。幼児の食の乱れは想像 以上。肉やポテトの冷凍をレンジであたためた<チンチ ン弁当>。さらに具材とは無縁の駄菓子をのせマヨネー ズをかけた30秒仕上げの<駄菓子どんぶり>には仰天。
繁昌亭は5ヶ月経っても超人気。夜席も三枝さんの席は 即完売。新作落語<背中で老いてる唐獅子牡丹>を検索 してブログ『桂三枝の落語的日常』をのぞいていたらな んと和田萬の胡麻団子屋開店を紹介する写真発見。深謝。