『石田徹也遺作集』。『日曜美術館』で紹介されたとき に衝撃。たまたま待ち合わせの本屋にはいったらこの画 集が平積みに。NHKで取り上げにくい作品が面白い。 31才の事故死。時代は彼の才能を高く評価していたが。
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坪内稔典さんのHP「日刊この一句」を開くのは朝の日 課。「かねて『俳句は句会の文芸である』と主張してい る。(中略)句会の読みの体験は、句法にも大きく影響 する俳人は結局、句会を通して育つのではないだろうか」。
繁昌亭に出番が少ない南光を聴くため<紅梅亭>へ。風 喬・梅團治・きん枝・仁智の5人。バランスからみてベ スト。きん枝も大真面目に「不動坊」。仁智は創作「源 太と兄貴」。笑いのドツボにはめこむ。古典の風情あり。
NHK『グーグル革命の衝撃・あなたの人生を<検索> が変える』。ちなみに<胡麻><ごま><ゴマ>どの検 索をしても和田萬のHPはトップにあがってくる。あれ これ工夫したりはしない。ごく素直に更新を重ねた結果。
納豆が売切れ状態。『あるある大辞典』の影響。ところ がダイエット効果のデーター捏造されていたことが発覚。 これまで寒天やコエンザイムQ10もこの番組が火付け 役。毎度バカっ騒ぎする視聴者にいい薬になればいいが。
妖怪パーティ。ギャラリー縄で個展終了後持ち寄りで酒 盛り。木漆作家の藤嵜一正さん筆頭になにやら奇人ばか りがてんでにシャンパンや焼酎を。ここのオーナー尾崎 氏は個性的な作家を発掘、育てる名人。酔うほどに毒舌。
水谷渉展。ギャラリー縄にはいるとギョギョッ。三輪休 雪ばりに真っ白の釉薬ぼてっりの茶碗が100並ぶ。手 に持つと重い重い。散々の酷評にめげず<重いのが好き だ>と主張。鯉江良二の内弟子経験で修得の反抗精神か。
繁昌亭横丁店へひょっこり桂南光さんが。丁稚の李さん とは昵懇。表の<ばったり>でごまやん団子を頬張りな がら雑談。西天満「なにわ翁」で蕎麦打ち修業もするし 中崎町でギャラリーを開く予定。この界隈とは縁が深い。
ビル・ヴィオラのビデオアート展。質感、構図、色調が 中世宗教画をおもわせる。ジャンルが成熟してきている。 「漂流」は人種、性別、年齢、生活水準の異なる集団を 並ばせ突如強烈な放水を仕掛ける。どんな行動に移るか。
『国家の罠』佐藤優。<外務省のラスプーチンと呼ばれ て>の副題から推察される曲者ロシア通の外交官。とい うイメージもなんのその。屹立する骨太知識人の登場。 歴史という時間サイクルで腹の座った生き方ができる男。