10/10 税関で越後毒消見せもする : 中原道夫 10/09 秋ふかみ野山のひそみゆくときに角あるけものしきりに慧し : 前川佐美雄 10/08 月明の研究室に来るマウス : 山口昭男 &n
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【タイム食句 -2019】10/10~10/15
10/10 なつかしい悪夢食べ終えススキ揺れるレストラン跡に立ちつくすわれ : 笹公人 10/09 吊柿鳥に顎なき夕べかな : 飯島晴子 10/08 秋の夜の道頓堀のにぎはひのなかにあれどもな
食句塾 秋の吟行
食句塾 秋の吟行 蹴上から<ねじりまんぽ>を抜けて <無鄰菴>。句会の会場としてはベスト1のオススメ。 爆笑につぐ爆笑で、 階下のスタッフからお叱りを頂戴する始末。 いつもお笑い優先の句会なんです。 ・林泉(しま)めぐる
【遭遇一句 -2019】10/01~10/05
10/05 傾いた樹液を放つ電柱と私を産んだ人は同じだ : 中野霞 10/04 音楽のはじめ月光菩薩かな : 柿本多映 10/03 忘れてはたちまち孵る血の繭を支へて歩みわが語ること : 山中
【遭遇一句 -2019】09/26~09/30
09/30 秋蝶の過ぐるを待つてゐる球審 : 石戸菜々花 09/29 どのをんなにも匂ひのなかつたことをめうにおぼえて退院する : 平井弘 09/28 川べりに象洗ひをる秋思かな : 青山茂根
【タイム食句 -2019】09/26~09/30
09/30 悲田院ゆふかげぬるき柿膾死の飲食の聲あかるけれ : 塚本邦雄 〜されど遊星 第十歌集 09/29 体内のみづとなるまで梨齧る : 金城果音 09/28 なめろうをこよひ食べたくまな
【遭遇一句 -2019】09/21~09/25
09/25 脂浮くしまひ湯にぬるく沈むとき系類六人近親婚の裔 : 河野裕子 09/24 月光に震えているのは橋だけか : 夏石番矢 09/23 反歌 : 見上げたる 空を悲しもその色に 染まり
【タイム食句 -2019】09/21~09/25
09/25 味噌汁の味噌の重力秋に入る : 赤羽根めぐみ 09/24 目の前の死のストレスが肉質にかかわる豚はやさしく押さる : 池田はるみ 09/23 菊ざけに薄綿入のほめきかな : 井原西
【遭遇一句 -2019】 09/16~09/20
09/20 腹舐むる鹿に遊女の前世かな : 中山奈々 09/19 それはこんな顔ではなかったですか いい歳をしてそんなこと言いにくる : 吉岡太朗 09/18 木の股の抱ける暗さや秋の風 :
【タイム食句 -2019】09/16~09/20
0009/20 桃中軒雲右衛門突如現れて飯も食わずに出てゆきにけり : 福島泰樹 09/19 星きれい餓死という選択もある : 大本義幸 09/18 さらさらさらさらさらさらさらさらさらさら牛