10/31 皿皿皿皿皿血皿皿皿皿 : 関悦史 10/30 最後かもしれず横浜中華街笑った形の揚げ菓子を買う : 俵万智 10/29 栗鼠(りす)の歯の少女一匹栗齧る : 平畑静塔
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 -2019】10/21~10/25
10/25 魂の流刑と知ればおのずから雄々しき角に落暉を飾り : 前登志夫 10/24 古代より夕暮はあり芒原 : 大牧広 10/23 「いないいないばあ」の語源たづねてゆくりなく折口信夫に逢
【タイム食句 -2019】10/21~10/25
10/25 仏見て失はぬ間に桃喰めり : 細見綾子 10/24 紙袋にはみ出す葱見て奥さんに「今夜はすき焼き?」と聞けた昭和よ : 笹公人 10/23 葡萄の種吐き出して事を決しけり : 高浜
【遭遇一句 -2019】10/16~10/20
10/20 白樺を幽かに霧のゆく音か : 水原秋桜子 10/19 シンプルを煮つめてゆけば森になる余白にみつる秋はなほなほ : 伊藤粋子 10/18 悲しみのかたちに猫を抱く夜長 : 日下野由
【タイム食句 -2019】10/16~10/20
10/20 くっついた餃子と餃子をはがすとき皮が破れるほうの餃子だ : 相原かろ 10/19 両界の上桃二個の腐り合う : 曽根主水 10/18 会津より斗南に行きしさむらひの植ゑし林檎の木を
【遭遇一句 -2019】 10/11~10/15
10/15 葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり。 : 釈迢空 10/14 狼星(シリウス)をうかがふ菊のあるじかな : 宮沢賢治 10/13 ドラッグストアばかり建つ街
【タイム食句 -2019】 10/11~10/15
10/15 色付や豆腐に落て薄紅葉 : 桃青 10/14 探偵が世界に付箋をつけるように紅葉始まりジャムは煮えゆく : 井辻朱美 10/13 新米をもらふ妻無き男より : 金丸和代  
【遭遇一句 -2019】10/06~10/10
10/10 税関で越後毒消見せもする : 中原道夫 10/09 秋ふかみ野山のひそみゆくときに角あるけものしきりに慧し : 前川佐美雄 10/08 月明の研究室に来るマウス : 山口昭男 &n
【タイム食句 -2019】10/10~10/15
10/10 なつかしい悪夢食べ終えススキ揺れるレストラン跡に立ちつくすわれ : 笹公人 10/09 吊柿鳥に顎なき夕べかな : 飯島晴子 10/08 秋の夜の道頓堀のにぎはひのなかにあれどもな