JR塚本の会 @世沙弥 第9回 汨羅變 参考文献に出てきたのが「新風十人」 昭和15年発行の伝説の合同歌集。 斎藤史、前川佐美雄、坪野哲久ら十人。 (いつも貴重な資料は大田一廣さん) 装丁は棟方志功。 戦後神戸で永田耕衣
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 -2019】09/06~09/10
09/10 チンドン屋踊る生生流轉かな : 八田木枯 09/09 あな欲しと思ふすべてを置きて去るとき近づけり眠つてよいか : 竹山広 09/08 秋の蝶ひとつふたつと軽くなる : 田中裕明
【タイム食句 -2019】09/06~09/10
09/10 ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子 09/09 わが死後に無花果を食ふ男ゐて : 下村槐太 09/08 葡萄狩りわれも狩られしをみなにて唇いき
【タイム食句 -2019】【遭遇一句 -2019】09/01~09/03
09/03 永島とゆふぐれまでをセックスし別れ話に日をまたぎたり : 染野太朗 09/02 想像がそつくり一つ棄ててある : 阿部青鞋 09/01 驟雨に濡れて歩むは男 傘さしてわれいつぱしのはんぱもんなり :
【遭遇一句 -2019】 08/26~08/31
08/31 なあるほどこれは大きな涅槃像 : 夏目漱石 08/30 手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞ吹く : 相模 08/29 見えぬ眼の方の眼鏡の玉も拭く : 日野草城 &n
【タイム食句 -2019】 08/26~08/31
08/31 檸檬割いて唾あふるるを羞しめりこの友わが手もて殺さずば : 塚本邦雄 〜青き菊の主題 08/30 秋めくや夕餉の卓に知らぬ人 : 林雅樹 08/29 泣いてたらこれは美味しいカツ丼
【遭遇一句 -2019】 08/21~08/25
08/25 晩夏晩年角川文庫蝿叩き : 坪内稔典 08/24 塩素は、憎しみと同じ匂いがする。プールの淵にぬめりの緑 : 初谷むい 08/23 羽蟻の夜パントマイムの男泣く : 高柳克弘 &n
【タイム食句 -2019】 08/21~08/25
08/25 まだ青き葡萄のみのる遠景に木刀をもつ祖父の残像 : 有朋さやか 08/24 新涼のパエリア鍋を買ひにけり : さかいのこなみ 08/23 K点を越えないやうにしなくては 飲む前思ひ
【遭遇一句 -2019】 08/16~08/20
08/20 黒潮の大蛇行してゐるといふそりや時には途(みち)はづれたし : 伊藤一彦 08/19 山百合の花粉に汚れ谷を出づ : 青柳志解樹 08/18 聞くままにまた心なき身にしあらば己なり
【タイム食句 -2019】 08/16~08/20
08/20 電流となれり一口めのビール : 西山ゆりこ 08/19 カフェはしづかな生き物にしてもこもこと形の違ふ椅子増殖す : 石川美南 08/18 音楽で食べようなんて思ふな蚊 : 岡野泰