またまた、新しいメンバーで句会始めることに。 日々の微微たることを微微たる言の葉にのせ、 ヴィヴィッドな日々に。 『びび句会』と命名。 わっしは<びびんちょの会>にして欲しかった。 雛の節句を前に、かわいい桃の花をいただ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 -2019】 03・01〜03・05
03/05 やや長きキスを交して別れ来し / 深夜の街の / 遠き火事かな : 石川啄木 03/04 春浅し正体不明の発芽あり : 大森案山子 03/03 よろしいですか顔面反転再剥離全身スキ
【タイム食句 -2019】 03・01〜03・05
03/05 黒いもの飲んで卒業させられる : 曽根主水 03/04 酔ってひとを殴りしことあり辞なるしかなくて会社を辞めしことあり : 松村正直 03/03 もの音や人のいまはの皿小鉢 : 三
【遭遇一句 -2019】 02・26〜02・28
0228 下萌えぬ人間それに従ひぬ : 星野立子 0227 切り傷は直線をなすアフリカの幾つもの国境(くにざかひ)にも似て : 山田航 0226 自転車を盗むロリータコンプレックス : 楢崎進弘
【タイム食句 -2019】 02・26〜28
2・28 レオナルド・ダ・ヴィンチと性を等しうし然もはるけく蕗煮る匂ひ : 塚本邦雄 〜感幻楽 2・27 にがにがしいつまであらし蕗のたう : 山崎宗鑑 2・26 ゆらこれや ゆらこの椀と箸の
【タイム食句 -2019】 02・21〜02・25
2・25 メロンパン体内すこし朧なり : 奥坂まや 2・24 焼き鳥を食べる静かに笑うんだ歌声の夜に食べる笑うんだ : 堂園昌彦 2・23 目玉二個背骨一本蛍烏賊 : 出口善子
【遭遇一句 -2019】02・21〜02・25
0225 清冽の音を生みだす君の掌が野性の凄みに燃えさかりをり : 南輝子 0224 春の水感情線をあふれ出し : 佐藤成之 0223 古畑のそばのたつ木にゐる鳩のともよぶ声のすごき夕暮 :
【遭遇一句 -2019】02・16〜02・20
0220 少年来る無心に充分に刺すために : 阿部完市 0219 しんきらりと鬼は見たりし菜の花の間(あはい)に蒼きにんげんの耳 : 河野裕子 0218 帰らなくてもよし二月の海を見て : 神
【タイム食句 -2019】02・16〜02・20
2・20 肉厚き思想に巣食う差別かな喰い捨てられし豚足の骨 : 江田浩司 2・19 こめかみに土筆が萌えて児が摘めり : 三橋鷹女 2・18 簡潔なるあしたの図形 食パンに前方後円墳の切り口
【遭遇一句 -2019】02・11〜02・15
0215 おそろしき車内広告われ見上ぐ「全身まるごと脱毛できる」 : 小池光 0214 赤軍の籠りし山の芽吹かな : 齊藤朝比古 02/13 夫(つま)のきみ死にてゐし風呂に今宵入る六十年を越