02/05 散歩する水には映らない人と : 八上桐子 02/04 載ったのは応募原稿のワンカット 雑誌を囲み語らったカフェ : 千葉聡 02/03 祈るべき天とおもえど天の病む : 石牟礼道子
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2021 】2021/02/01~02/05
02/05 手柄ばなしに賑わうひと夜の宴たけてほろほろとなまぐさし男は : 加藤英彦 02/04 にがにがしいつまで嵐ふきのたう : 山崎宗鑑 02/03 知らぬ間にわれは生まれて一粒の米も作
【遊行一句 −2021】2021/01/26~01/31
01/31 あのことを許したのがすべてのはじまりとわれら悔ゆべし遠からぬ日に : 永田和宏 01/30 鮫の目という終点のありにけり : 曽根主水 01/29 勝武士(しようぶし)といふ四股名
【 タイム食句 ー2021 】2021/01/26~01/31
01/31 とある夜の葱はひそかに傷つきぬ : 木村和也 01/30 歯ブラシをとめれば雨の音 生きていることにたびたび惚れなおす : 雪舟えま 01/29 さびしくて大きいつららをなめて見る : 室生犀星 01/28
【遊行一句 −2021】2021/01/21~01/25
01/25 淀川は裸の河だ あきらめが手のなかの水晶を蝕む : 大森静佳 01/24 夜咄や優しき友がネトウヨに : 高田亀歩 01/23 もう嘘はいはじと思ひき それは今朝 今また一つ嘘をい
【 タイム食句 ー2021 】2021/01/21~01/25
01/25 おほつぶの寒卵おく襤褸の上 : 飯田蛇笏 01/24 東京五輪に沸きたつ秋を缶チューハイほどの重さの胎児で、俺は : 魚村晋太郎 01/23 鯖缶のバカのあたりが壁ですよ : 榊陽子  
【遊行一句 −2021】2021/01/16~01/20
01/20 雪の夜の扉ひらけばいきなりジャズ : 今井聖 01/19 両耳がここについててよかつたとマスクをつけるたびにおもへり : 小池光 01/18 春寒し赤鉛筆は六角形 : 星野立子 〜
【 タイム食句 ー2021 】2021/01/16~01/20
01/20 清潔な野菜置場よ隠し事ない人生は寂しすぎない? : 杉崎恒夫 01/19 蓮掘りが手もておのれの脚を抜く : 西東三鬼 01/18 植物だけを食べる友ゐて不眠をいふ植物はたくさん夢を見るから :
【遊行一句 −2021】2021/01/11~01/15
01/15 本棚に『狂気について』読みかけのまま二冊ある この人と住む : 石川美南 01/14 雪晴れて杉一つ一つ立ちにけり : 川端康成 01/13 礼をして顔を上げたる棋士二人いづれ勝ち
【 タイム食句 ー2021 】2021/01/11~01/15
01/15 鮟鱇の五分十分十五分 : 樋口由紀子 01/14 鯛の目玉も喰い終りたればちょっぴりづもりのぐい呑み酒も終りとするか : 加藤克巳 01/13 歯を抜いて恐いものなし冬景色 : 冨