2・5 「黒ずんだ乳首に興奮したことがある」的よろこびの、しゅんだ蒟蒻 : 魚村晋太郎 〜〜関東煮(かんとだき)昭和煮詰めて溶き辛子 2・4 ここは何処だらうか海苔が干してある : 鴇田智哉 〜〜幾
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】01・26〜01・31
1・31 蜜柑使うてラグビーを教わりぬ : 曽根主水 〜〜天神さんでも合掌ポーズ 1・30 目覚めては身の欲る真水一坏にわたしは人を殺しましたか : 黒瀬珂瀾 〜〜ふりむくな未来透視図蜘蛛の巣状
食句塾 季刊誌51号 合評会
食句塾 季刊誌51号 合評会 林子のエッセイ『クリークの野糞』 「クリークにうしろを向けて野糞かな 文学座の友田恭助の句である。」 この出だしから、一枚の葉書にかかれた俳句にまつわる エピソードの展開が小説以上におもしろ
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ 2016年の1月から始めて連衆3人でまいてきたが、 今回は新規に雨雄さんを誘い込むことに。 それでは初顔合わせに新地の蕎麦屋さんへ。 雨雄さんに発句をまかせて、 2月4日の立春スタートが
【 タイム食句】02・21〜02・25
1・25 鯰打ちのめされ雪の積もるまま : 飯田哲弘 〜〜難民の眼に流氷ちぎれ 1・24 50mサランラップが唐突にをはりを迎へ心棒のこる : 小池光 〜〜どうみてもはじまりがないものがたり 1・23
森井マスミ「まるで世界の終りみたいな」
森井マスミ「まるで世界の終りみたいな」 内々のおめでとう会。 そろそろ歌集批評があちこちででてくるころ。 表紙装幀の上原浩子の作品、 もうちょっと大きくしてほしかったなぁ。
【 タイム食句】01・16〜01・20
1・20 とりかえしのつかないことをしたあとで冷えたヤキトリ串よりはずす : 東直子 〜〜わが部位の軟骨想いカッパ喰う 1・19 暗殺のできさうな距離新年会 : 谷
【 タイム食句】 01・06〜01・10
1・10 胎壁に胎児のわれは唇をつけ母の血吸ひしと渇きて思ふ : 春日井建 〜〜拒食症はじまりは血の疎ましく 1・9 無為にして海鼠一万八千歳 : 正岡子規 〜〜星の時間の浦島太郎
食句塾 初句会
食句塾 初句会 翠胡さんからおもたせの和菓子、 貝塚、塩五の村雨饅頭をいただきながら。 兼題::年末年始の食・行事 席題::地面、大地 ・大晦日何も捨てずに眼鏡拭く : 飛白 去年今年の境目で、さりとて眼鏡拭くぐらい
【 タイム食句】01・01〜01・05
1・5 罰としてそのまま鏡餅でゐよ : 西原天気 〜〜黄泉の国ではデロリが過剰 1・4 その喉をかよひし息の濃さおもふガラスのなかの後鳥羽院肉筆 : 都築直子 〜〜雷鳥の心臓喰らい謀りごと 1・