11・10 劇場のごとくしづかに牛蒡あり : 阿部青鞋 〜〜砂山の砂指で掘ってたら 11・9 身にあはせて殻をそだててゆくことおもふ酒蒸しでひや呷りつつ : 魚村晋太郎 〜〜なまこ男なまこ唇
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
食句塾11月例会
『たこぼうずもなか』 貝塚の銘菓らしいっす。 食句塾11月例会 ・艦長がまた無茶を言う紅生姜 : 主水 ・秋深し母は終生縞である : 飛白 縞とは檻の鉄格子。 毒母をもつ娘の目線だそうな。 毒親とか毒ママとか、知りません
【 タイム食句】 11・01〜11・05
11・5 小鳥屋が消えて吉野家たちしこと食べ汚したるどんぶりは見ゆ : 大井学 〜〜かわたれに子取りが来るを待ちわびる 11・4 鐵を食ふ鐵バクテリア鐵の中 : 三橋敏雄 〜〜粘菌サラダ熊楠の朝
【 タイム食句】 10・26〜10・31
10・31 末枯やカレー南蛮鴨南蛮 : 田中裕明 〜〜君恋しなんて口ついてでて 10・30 突っ伏して嘔吐を始めるお客様ありがとうございました大丈夫ですか? : 佐佐木定綱 〜〜マニュアルは
「十二神将變」
熊本、鳥取と地震は止まない。 室生寺も太古の室生火山帯の中心、 このような山岳幽邃の地に1400年前、 空海、最澄、修円ら若者たちが歩き回っていたのだ。 金堂は大きく開け放たれていた。 激しい雨音と風を巻き
【 タイム食句】 10・21〜10・25
10・25 つぶらなる汝が眼吻(す)はなん露の秋 : 飯田蛇笏 〜〜黒き巨峰を義眼にえらび 10・24 空き缶の雨飲み萩の雨を飲む恥づかしがるとき人は光りぬ : 梅内美華子 〜〜ほそみしほりのぞきこめば底紅
無花果のパンチングボール
食句塾季刊誌vol.54 秋号 合評会 案山子の巻頭30句 食句塾らしく、すべて食べ物俳句 ・紅玉を探して昭和遠くなり ・サフランや幾万のめしべ処女のまま ・曖昧な奴と別れて鷹の爪 ・無花果や往復びんた痛い 季語のとりあ
【 タイム食句】 10・16〜10・20
10・20 国の名に穀物実るめでたさの粟は阿波国、黍は吉備国 : 小黒世茂 〜〜色黒のこつまなんきん小股切れ 10・19 クッキーに微かな起伏鳥渡る : 金子敦 〜〜てっぺんに焦げ鳥葬の跡 10・1
『二条か錦土曜句会』100回記念
紫ずきん(黒枝豆)、あわび茸、三歳鹿・・・ 京都大原の朝市で仕入れてくる食材を ご主人が次から次と繰り出してくる。 マンションの一室が<居酒屋 とらやん>に。 『二条か錦土曜句会』100回記念。 『里』のメンバーのほか、
【 タイム食句】 10・11〜10・15
10・15 あの世から眺むるために柿干しぬ : 萩澤克子 〜〜魚眼レンズの夕焼に抱かれ 10・14 隣室に人は死ねどもひたぶるに帚ぐさの実食ひたかりけり : 斎藤茂吉 〜〜ガッツリとキャビアむさぼりさて