8・10 すでにしてバーは乱調の日のなごり口にふくめる極地の氷 : 篠弘 〜〜酔眼に昭和の景色ゆがんだまま 8・9 怪獣と打ち解けし晩ゴーヤ食う : 佐々木貴子 〜〜ハリウッ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
塚田の『aqua』は『仰臥漫録』 である。
・糸瓜咲て痰のつまりし佛かな : 子規 正岡子規は35歳、若くして死んでいます。 ずっと寝たっきりでエッセイや日記を書いていました。 『仰臥漫録』 は死の一年前から直前までの日記。 食い物のこと、痛み、不満、呻き、失望、
【 タイム食句】08・01〜08・05
8・5 雨あひの宙に燈れりビアホール : 高橋睦郎 〜〜二つ影だけジョッキ触れ合う 8・4 胸襟をちょっとひらいて紙相撲見せたげようかペプシンペプトン : 高柳蕗子 〜〜ストレスで消化不良の
【 タイム食句】07・26〜07・31
7・31 無頼にて真夏も熱き珈琲をこのめりき 孤り雪谿に果つ : 塚本邦雄 〜〜濃く焙りキリマンジャロはブラックで 7・30 ざりがにを無上の愛として茹でる : 折笠美秋 〜〜エクリビス
【 タイム食句】07・21〜07・25
7・25 解凍されし魚の鱗のいきいきと書舗平積みの嫌韓嫌中嫌韓嫌中 : 高島裕 〜〜黴はえて床に落ちても鶏オーケー 7・24 鰻食ふための行列ひん曲る : 尾関乱舌 〜〜絶滅危惧
第3回OK句会
第3回OK句会 @世沙弥 美術系の作家、キュレーター、コレクターの 俳句初心者限定句会。 いいだしっぺの顔がひろくて、 連衆は毎回半数がいれかわっての3回め。 40年ぐらい前は、様々なジャンルがもっと近かった。 演劇も美
【 タイム食句】07・16〜07・20
7・20 やわらかき豚肉いろの七月よ : 阿部青鞋 〜〜茶美豚のチャーミング味 7・19 何もわかっていない男と水を飲む蒼くふるえるこの星の皮膚 : 東直子 〜〜鈍感がうっちゃり
【 タイム食句】07・11〜07・15
7・15 淀河の底の深きに鮎の子の 鵜といふ鳥に背中食はれてきりきりめく 可憐(いとを)しや : 梁塵秘抄 〜〜遊女らの手づかみされて身もだえて 7・14 鬱々と愛されし日の心太 :
【 タイム食句】07・06〜07・10
7・10 京都駅下車迷はずに鱧の皮 : 川崎展宏 〜〜温めしもええけどやはり酒 7・9 だえきけつえきふんにょうまじりてわたしたち夜の川なりまだここにいる : 野口あや子 〜〜はし
・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜
食句塾 兼題 : <缶> <際> 席題 : <深爪> ・ひまわりを喰い出す深爪のゴッホ : 主水 ゴッホなら、食べそう。 ゴッホなら、深爪しそう。 ・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜 そんなもんかなぁ。そんな感じ、た