2・28 もさもさとコーンフレイク風光る : 田中大河 〜〜グッドモーニングバッド後朝 2・27 蛸噛めば未だ噛みきれず八個あるたこ焼きの蛸意外を食めり : 小川真理子 〜〜疣だけをこよなく愛し水温き 2・26 むかしむ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
松本典子 短歌研究 3月号
『短歌研究』3月号 松本典子7首。 文楽、藤蔵の魅力を知るものにはたまらない。 ・やぶられて鳴らぬ太棹を抱きヤア、ハッと掛けごゑで太夫に語らせ畢んぬ ・こすれあふ胴から皮膚をまもらむと三味線弾きの手くび 毛を生やす
【 タイム食句】 02・16〜02・20
2・20 露天風呂を覗けばしゃぶしゃぶを連想 : 山田ゆみ葉 〜〜宙よりみれば地球闇鍋 2・19 老人のぼくだけですね雨のなか生ごみという物を運ぶは : 坪野哲久 〜〜もしかして袋の中はなんですか 2・18 えかげんに枡
第6回 OK句会
OK句会。 アーティスト、キュレーターら、 アートな面々のシュール句会を主宰するのはOK透写。 前回、天王寺公園、慶沢園茶室での句会から 2年ブランク。 第6回は定席、世沙弥に戻って開催。 初参加は遊苑と一歩。 アートな
【 タイム食句】 02・11〜02・15
2・15 古代茶をふふめば後期高齢者母も福禄蘭陵王に : 寺山寿美子 〜〜朝餐の濃きアッサムの渋好み 2・14 目つぶりて春を耳噛む処女同志 : 高篤三 〜〜ポーの一族偽の履歴書 2・13 味噌を食い蟹の体の肉を食い十本
【 タイム食句】 02・06〜02・10
2・10 白魚に旅行く朝の明けはなれ : 加藤楸邨 〜〜浜上げどどめ漁師見習い 2・9 カードキー忘れて水を買いに出て僕は世界に閉じ込められる : 木下龍也 〜〜すっぽんぽん解放されてよろこびを 2・8 牛乳を温めてゐる
食句塾 2月例会
食句塾 2月例会 新人 果風さん入会。 すでに退会だけど、闘病中の水無さんが 投句してくれました。 ・絶飲食のくちもと湿す青湾の水 : 水無 青湾の水は、桜ノ宮あたりのお茶に適したおいしい水。 秀吉さんが名付けたそうです
【 タイム食句】 02・01〜02・05
2・5 調理場に男子ひたりの並びゐて魚を捌けるーー数キナ景色ダ : 田中槐 〜〜解剖の苦手な奴がシェフになり 2・4 壺焼に炎の先の触れにけり : 小野あらた 〜〜螺旋の奥に眠る少年 2・3 にはとりは恐竜の裔(すゑ)う
【 タイム食句】 01・26〜01・31
1・31 鍋のもの煮え来る火山灰(よな)の降る町に 角川春樹 〜〜赤富士怒り臨界間近 1・30 舌先を愚者(フール)みたいにつきだせば冬のおわりのあおぞらにがい : 佐藤弓生 〜〜丘の上みんなあつまれ口あけろ 1・29
【 タイム食句】 01・21〜01・25
1・25 みかん、的な。なんだか話せない僕ら : 福田若之 〜〜大阪的なボケの憂鬱 1・24 手づくりのいちごよ君にふくませむわがさす紅の色に似たれば : 山川登美子 〜〜口うつし吐瀉物までもあまさずに 1・23 フィギ