食句塾 季刊誌合評会。 おやつが次から次に。 とらやは八知、 奈良美智グミは案山子、 三甫は自家製チーズケーキ、 菜摘はトリュフチョコ。 う〜ん、はじまらねぇ。 ・中元やたらい回しの母届く : 飛白 ・満月の夜に下男に
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 10・26〜10・31
10・31 縁は異なものとぞみかん剥きあへる : 久保田万太郎 〜〜回る寿司屋で袖触れ合ふも 10・30 ミサイルの届ける街に働きてカフェは暮れゆく香に満たされぬ : 佐佐木頼綱 〜〜名乗りする先衰国の爛熟を 10・29
【 タイム食句】 10・21〜10・25
10・25 指で梨を数えるそれをくりかえす : 生駒大祐 〜〜見せ消ちという手品の明かし 10・24 描き終へたら食へばいい 麺麭も果物も魚も鳥も、そしてその花束も : 松平修文 〜〜蝶々と少女モデルで蜜の檻 10・23
【 タイム食句】 10・16〜10・20
10・20 白じろと虚根一本よこたえて人住まぬ家にもテーブル一台 : やまたいち 〜〜アルビノのガリバー族の月見かな 10・19 肩凝って気疲れかしら林檎に葉 : 越智友亮 〜〜刺繍人気でリストカットも 10・18 瞠(
【 タイム食句】 10・11〜10・15
10・15 刃を入るる隙なく林檎紅潮す : 野澤節子 〜〜紅葉踏むとき女人危うし 10・14 薄蒼き点滴瓶の真空をNIPPONIA NIPPON 飛び去ってゆく : 小佐野弾 〜〜だれがガラパゴスやねん絶滅絶叫 10・1
【 タイム食句】 10・06〜10・10
10・10 死ののちもみひらく鰯わたくしはこんなにたやすく加害者になる : 松城ゆき 〜〜冤罪を未生以前に蒙古斑 10・9 秋冷やチーズに皮膚のやうなもの : 小野あらた 〜〜ぺろぺろりんちょ足指の皮 10・8 ドトール
花博はコスプレの聖地に
花博はコスプレの聖地になっていた! 食句塾秋の吟行で鶴見緑地へ。 花博のあとの放置プレイで すっかり廃墟感萌え萌え〜。 そのうち、森のあたりになんか違和感。 コスプレ族がゾクゾクと・・・あふれかえって。 これはなかなかの
【 タイム食句】 10・01〜10・05
10・5 ものの種にぎればいのちひしめける : 日野草城 〜〜チェリーボーイ全員集合 10・4 舌裏にかくしておいた錠剤が果実の種になりますように : 鈴木美紀子 〜〜脳内に季はめぐりて花競う 10・3 つぶあん派こし
【 タイム食句】 09・26〜09・30
9・30 わが飼へるちちははのためはらみたる稗あはれ粟の泡あはれ : 塚本邦雄 〜〜新米を祝ぐことばうら悲し 9・29 秋めくや夕餉の卓に知らぬ人 : 林雅樹 〜〜蒲団とりあふ雑魚寝きぬぎぬ 9・28 あれからどうしてる
【 タイム食句】 09・21〜09・25
9・25 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 : 日野草城 〜〜子宮からみた記憶くきやか 9・24 御徒町トイレの鏡 酔ひふかきわれは似てゐる中尾彬に : 坂井修一 〜〜見も知らぬジジイが我と認証さるる 9・23 カステラが胃に