カテゴリー: 短歌・俳句周辺

01/25 冬苺あなたの赤いとこ見せて　：　静誠司   01/24 食い逃げをしてしまいそう　都会には似合わない道端の柑橘　：　ショージサキ   01/23 焼鳥の我は我はと淋しかり　：　佐藤文香 &

01/20 凍滝やルノアール額縁の中　：　板倉砂笏   01/19 うす塗りの画のつめたさ /  伏し目の像のしずけさ  /  こおりが張る朝の　：　小林久美子   01/18 宗達の濤の松島観初めに

01/20 きのうのラジオからきのうのお天気　：　妹尾凛   01/19 沈黙といふ言の葉をみつけだすまで人類史もうあとすこし　：　笹原玉子   01/18 凩の果はありけり海の音　　　：　池西言水

01/20 カロリーをジュールに変えてゆく日々の暮らしが骨と骨の隙間に　：　吉田恭大   01/19 大根買ふ輪切りにすると決めてをり　：　波多野爽波   01/18 泣きそうな顔で言うことじゃないだ

01/15 原料：鉄、闇とある彫刻を見る身の内を身おろすごとく　：　飯田有子 01/14 冬夕焼しばしロスコが来てをりぬ　：　井田美知代 01/13 「雪」と書き雪の映像を上げており矛盾の川に舟放つごと　：　廣野翔一 0

01/15  München にわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき　：　斎藤茂吉 〜『ともしび』   01/14 狂句こがらしの身は竹齋に似たる哉　　　芭蕉 たそやとばしるかさの山茶花　　　　  

01/15 きみみかんむいてくれしよすぢまでも　：　川上弘美   01/14 よだたらす目しるはたえず鼻たらすとりはずしては小便もする　：　横井也有   01/13 寒すばる身のミネラルと引きあえり　

01/10 風の線描かれて冬の絵となりぬ　：　笹下蟷螂子   01/09 早朝に起きて出てゆくのみの部屋　線描ほどの淡さを持ちぬ：　北辻一廣   01/08 大津絵の筆のはじめは何佛　：　芭蕉 〜『俳

01/10 インザ炬燵猪木腕折る動画見る　：　高田亀歩   01/09 おいで、ここはまだ間氷期　わたしのより薄い手相の人はいないね　：　鈴木晴香   01/08 ０１２０てっぺんにつけ愛し合う　：