07/05 ビルの背のやうな弱さを見せあつた昼、空調の効かない部屋で : 魚村晋太郎 07/04 からかって男の肺をふくらます : 八上桐子 07/03 丸裸にされてしまったわたくしの丸のあた
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2022 】2022/07/01~07/05
07/05 葛餅を局部麻酔で撫でている : 桃化 07/04 世の中でいちばんうまい缶詰はビールだよなと資源ゴミの日 : 田村元 07/03 酒過ぎし藪蚊やわあんわんわんと : 一茶 07/02 部位ひとつ鱗持つなら舌が
食句塾7月例会のあと、呑み会
辣韮を大瓶で案山子さんからいただく。 汗だくで辣韮むきたるマリアかな 食句塾7月例会 のあと、コロナ明けの久々の呑み会。 天王寺裏町、 きったない居酒屋風で、 割烹レベルの刺身や料理にカンドー コスパ良すぎー
【遊行一句 −2022】2022/06/26~06/30
06/30 節穴に小指を入れてすぐ抜きぬ : 寺澤一雄 06/29 肉体へちよくせつ迫る夏の雷ロングホットサマーをひきつれてくる : 南輝子 〜『神戸バンビジャンキー』 06/28 行々てここに行々夏野かな : 蕪村 0
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/26~06/30
06/30 少なくてもいいという意味もできるだけ込めて好きなだけ食べてと言おう : 永井祐 06/29 レモン齧る夜空は大いなる途中 : 渋川京子 06/28 黒胡麻の一つ浮きたる牛乳というも
『神戸バンビジャンキー』南輝子
『神戸バンビジャンキー』 ’60年代後半ビートジェネレーションの 末裔路上派の神戸っ子達の生態。。。 画家であり韻律短歌作家の南輝子が 即興オフビートの文体で繰り広げる散文20章。 ゲリラ豪雨灼熱の夕べ、一読
【遊行一句 −2022】2022/06/21~06/25
06/25 白肌を針でつついて血を噴いて出来た血豆が日の丸である : 山田航 06/24 まだなにも叩いてゐない蠅叩 : 西原天気 06/23 ひのくれにおしえてもらったところへとゆきてしばしのふわとろをせり : 長屋琴
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/21~06/25
06/25 サンドイッチしづかに倒れ雲の峰 : 金子敦 06/24 無職だと地元で言えばクッキーの型にはめられ鬼のおやつに : ショージサキ 06/23 うす皮を剥き玲瓏の枇杷となす : 堀内
【遊行一句 −2022】2022/06/16~06/20
06/20 向日葵や人撃つときは後ろから : 堀田季何 06/19 ひじやうなる白痴の僕は自轉車屋にかうもり傘を修繕にやる : 前川佐美雄 06/18 額縁をかかへて芥子の花を過ぐ : 波
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/16~06/20
06/20 ひまわりの種テーブルにあふれさせまぶしいぢやないかきみは癌なのに : 渡辺松男 06/19 風流の初やおくの田植うた : 芭蕉 〜奥の細道・須賀川 芭蕉・曾良・等躬の三吟歌仙、の発句