01/25 白壁は150号のキャンバスのわが曇天を光らしめたり : 花山周子 01/24 レコードのノイズ愛しむ枯木窓 : 左近青風 01/23 電柱が急にがうがう騒ぎ出づゴッホが冬を掴んで来ると : 石川美南 01/2
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2023】2023/01/21~01/25
01/25 雪の夜に迫りせまりて養魚場より錦鯉をば盗む人あり : 小池光 01/24 梟や男はキャーと叫ばざる : 三橋敏雄 01/23 いますぐに君はこの街に放火せよその焔の何とうつくしからむ : 前川佐美雄 〜『植物
【 タイム食句 ー2023 】 2023/01/21~01/25
01/25 冬苺あなたの赤いとこ見せて : 静誠司 01/24 食い逃げをしてしまいそう 都会には似合わない道端の柑橘 : ショージサキ 01/23 焼鳥の我は我はと淋しかり : 佐藤文香 &
【 アートな一句 】2023/01/16~01/20
01/20 凍滝やルノアール額縁の中 : 板倉砂笏 01/19 うす塗りの画のつめたさ / 伏し目の像のしずけさ / こおりが張る朝の : 小林久美子 01/18 宗達の濤の松島観初めに
【遊行一句 −2023】2023/01/16~01/20
01/20 きのうのラジオからきのうのお天気 : 妹尾凛 01/19 沈黙といふ言の葉をみつけだすまで人類史もうあとすこし : 笹原玉子 01/18 凩の果はありけり海の音 : 池西言水
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/16~01/20
01/20 カロリーをジュールに変えてゆく日々の暮らしが骨と骨の隙間に : 吉田恭大 01/19 大根買ふ輪切りにすると決めてをり : 波多野爽波 01/18 泣きそうな顔で言うことじゃないだ
【 アートな一句 】2023/01/11~01/15
01/15 原料:鉄、闇とある彫刻を見る身の内を身おろすごとく : 飯田有子 01/14 冬夕焼しばしロスコが来てをりぬ : 井田美知代 01/13 「雪」と書き雪の映像を上げており矛盾の川に舟放つごと : 廣野翔一 0
【遊行一句 −2023】2023/01/11~01/15
01/15 München にわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき : 斎藤茂吉 〜『ともしび』 01/14 狂句こがらしの身は竹齋に似たる哉 芭蕉 たそやとばしるかさの山茶花
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/11~01/15
01/15 きみみかんむいてくれしよすぢまでも : 川上弘美 01/14 よだたらす目しるはたえず鼻たらすとりはずしては小便もする : 横井也有 01/13 寒すばる身のミネラルと引きあえり