09/15 天高くみんなで道をまちがえる : 火箱ひろ 09/14 だんだんと狂っていくのはどこならむ変なすすり泣きのような時間だ : 大島史洋 09/13 やはらかに人わけゆくや勝角力 :
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/11~09/15
09/15 こころの悲からだの患と分かちがたく今朝も白粥の椀を食(たう)べぬ : 春日井建 09/14 精肉のひとつを名付け買はざりき : 山田耕司 09/13 病みあがりなれど
【遊行一句 −2021】2021/09/06~09/10
09/10 秋日和 なにもいれずにふたをするだつてこんなにきれいな容器 : 笹原玉子 09/09 しら露やさつ男の胸毛ぬるるほど : 蕪村 09/08 草もきも色はかはれどわたつみの浪の花にぞ
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/06~09/10
09/10 十人の男を呑んで九人吐く : 時実新子 09/09 噛むごとき歯の痛みあるゆふべにてうしろをみたり うしろは壁 : 葛原妙子 09/08 良夜かな赤子の寝息麩のごとく : 飯田龍太
・はあい一瞬ちくっとしまあす夜這星 : 曽根主水
・はあい一瞬ちくっとしまあす夜這星 : 曽根主水 #食句塾 緊急事態宣言中なので、 9月もネット句会に。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10月の兼題 <食関連> キッチン関連 台所とそのまわ
【遊行一句 −2021】2021/09/01~09/05
09/05 水澄みて絵の中の日も沈むころ : 生駒大祐 09/04 マンションの躯体の総重量との比 人体はドア一枚の重さ : 乃上あつこ 09/03 爽やかに仕事ができる体かな : 小川軽舟
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/01~09/05
09/05 むらさきの葡萄のたねはとほき世のアナクレオンの咽を塞ぎき : 斎藤茂吉 〜寒雲 09/04 江戸の空東京の空秋刀魚買ふ : 摂津幸彦 09/03 濡れタオル一本で胃袋つりあげる技も
【遊行一句 −2021】2021/08/26~08/31
08/31 清らかな明晰なりし暁に殺害の心理を人屋にて書く : 坂口弘 08/30 タランチュラなめらかに来る夜長かな : 津川絵理子 08/29 童貞に向けられている放送を処女の私はひっそり
【 タイム食句 ー2021 】2021/08/26~08/31
08/31 蕎麦はまだ花でもてなす山路かな : 芭蕉 〜続猿蓑 08/30 仙台味噌溶かす箸先にまとわりつく和布のような性欲があり : 駒田晶子 08/29 葡萄甘ししづかに友の死をいかる :
【遊行一句 −2021】2021/08/21~08/25
08/25 肉体で稼ぐ鳶さん左官さん大工さんぢかリモートでなく : 南輝子 08/24 旧姓に戻す通帳涼新た : 南沙月 08/23 恋ひ死なむわが世の果てに似たるかなかひなく迷ふ夕暮の雲 :