05/05 何してもムダな気がして机には五千円札とバナナの皮 : 永井祐 05/04 死が見ゆるとはなにごとぞ花山椒 : 斎藤玄 〜紀州の前西農園さんが朝摘みたての 花山椒を届けてくれました。 花山椒は雄、
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 −2020】2020/04/26~04/30
04/30 科学者も科学も人をほろぼさぬ十九世紀をわが嘲笑す : 坂井修一 04/29 猫の子の破る狩野の襖かな : 籾山梓月 04/28 死んでも火葬じゃ蛆の餌にもなりゃしない流した精子の量
【 タイム食句 ー2020 】2020/04/26~04/30
04/30 黄金週間うに丼に生卵 : 倉田明彦 04/29 喉や渇く 夏秋冬をぜんぶ足したら春になるそんな気がする : 笹原玉子 〜「偶然、この官能的な」第三歌集 2020/04 04/28
【遭遇一句 −2020】2020/04/21~04/25
04/25 鉄棒に折りたる花の夜のからだ : 鳥居真理子 04/24 かずかぎりなきVOID をかかえた人のため埋めつくさんと噴くさくら花 : 井辻朱美 04/23 こなぐすり溶けゆくままに花
【 タイム食句 ー2020 】2020/04/21~04/25
04/25 起きぬけにひとくちの水わたくしは夢でも空を飛ぶことがない : 吉岡太朗 04/24 きなこまぶせば少しごまかせそうな春 : 広瀬ちえみ 04/23 晴れながら風音さむし子等あそぶ空
【遭遇一句 −2020】20/04/16~04/20
04/20 そうですかきれいでしたかわたくしは小鳥を売ってくらしています : 東直子 04/19 花守や白き頭をつき合わせ : 去来 〜芭蕉がこの句を評価して 「さび色よくあらはれ、悦び候ふ」 04/18
【 タイム食句 ー2020 】04/16~04/20
04/20 確率は浅蜊ひらかぬほどのこと : 中原道夫 04/19 どうしたって生きてしまうこと思いつつ半身の安き鯖を買いたり : 辻聡之 04/18 三つ食へば葉三片や桜餅 : 高浜虚子 &
【遭遇一句 −2020】2020/04/11~04/15
04/15 自画像の頰に青足す桜どき : ふけとしこ 04/14 青春はベッドの下の鉄啞鈴、覗けば昏く定位置にあり : 小林幹也 04/13 春愁やひとりに凹む皮ソファー : 池田琴線女 &n
【 タイム食句 ー2020 】2020/04/11~04/15
04/15 独り居の人恋しさに飲む酒を待酒(まちざけ)と呼び黙して飲めり : 高野公彦 04/14 世界からサランラップが剥がせない : 川合大祐 04/13 臓物(モツ)を煮る湯気のむこうに
【遭遇一句 −2020】04/06~04/10
04/10 晩春の上野動物園に来て後仕手のごとあゆむ象見る : 栗木京子 04/09 春の波いつ誰となく死ぬ順序 : 高澤晶子 04/08 木のもとの花に今宵は埋もれてあかぬ梢を思ひあかさむ