ヒトが壊れていく様を 直視すると己の眼球をぬるっと 掴み出したくなる。 孤島の燈台という設定。 光、塔、人魚、ポセイドン、 シンボリックな組み合わせの物語は わかりやすい。その前提で、 ギリシア神話からベケットを通過する
カテゴリー: エンタメ
『イカイノ物語』
マルセ太郎 脚本の 『イカイノ物語』の舞台。 コメディ仕立て、 フィナーレまで練れている。 マルセは20年前に亡くなっている。 あまりにとんがった芸。 それでも当時のテレビの記憶はある。 個人的にまた見たい芸人は 柳家三
三木健のデザイン実践展
三木健のデザイン実践展。 富山市美術館での森村泰昌展に続いて、 兵庫県美でまさに<美術館をデザインする> シリーズは新しいジャンル。 従来、田中一光展、横尾忠則ポスター展といった デザイナーの個展は過去の業績を並べただけ
『沖宮』
『沖宮』 金剛能楽堂で。 ふたりの往復書簡から始まった企画。 本も衣装も見巧者の方々のコメントにお任せするとして、 この夜の舞台、囃子方大鼓のリードに しびれまくった。 谷口正壽さんを検索したら、 小鼓の成田達志さんの弟
『卅三間堂棟由来』呂勢太夫・藤蔵・玉佳
文楽劇場6月公演の特徴は 同じひとつの演目を4つのチームが競う。 午前と午後、日程の前半と後半 選ぶのは、呂勢太夫と藤蔵。 『卅三間堂棟由来』 柳の精と人間の男の異類婚姻譚である。 幽玄と妖艶のあわいを行き来する呂勢の
聖徳太子と法隆寺 @奈良国立博物館
・この面構え 行信僧都坐像(国宝) ・聖徳太子二才像は二躯あり 楽しめるよ。 ・塑像の羅漢群像 苦悶の奈良時代リアリズムが凄絶。 これらも国宝。 見応えあり。 国宝の玉虫厨子、夢違観音、 平日の4時ごろがオススメ。
智丸「汚類婚姻譚」
ついに智丸は会田誠を超えた! 悪夢のような千林の夜。 このような過激な落語会があっていいのだろうか。 雲痴新作は、 蛇含草と狼男と異類婚姻譚の ハイブリッド噺。 ヨゴレもこのあたりで、と思いきや さすが純文学詩人でもある
ぜんじろう
ぜんじろう。 若かったときにとんがってたやんちゃもんが 50すぎてなお七転八倒、 毒吐き続けようと足掻いてる芸人魂が うれしいてたまらん。 真山隼人、 芸能全ジャンルで一押しの若手。 火の玉弾丸少年のごとし。 この日のコ
『彼女』『シカゴ7』net flix
外出控え、ちゅうことでもないんやけど ネトフリで 『彼女』『シカゴ7』つづけて。 作品がええだけに、 やっぱり劇場派やわ、 しみじみ。