2026/01/05 大根が大根おろしになるきもち : 火箱ひろ 2026/01/04 朝焼けは夜明けを殺しながら来る魚を食らう魚のように : 牛隆佑 2026/01/03 箸先の重さめでたく
<飲食一句 2025> 2025/01/01~01/05
01・05 べきべきと折る蟹の脚よもののふが甲冑を飾るこころ淋しむ : 小池光 01・04 ちょうど来た鯛 ちょうど来る正月 : 樋口由紀子 01・03 改竄はたやすくサイコロキャラメルをサイ
<アートな一句 2027> 2027/01/01~01/05
2027/01/05 文楽の眼剥きたる御慶かな : 大島雄作 2027/01/04 初富士にゴジラの赤つぽい素肌 : クズウジュンイチ 2027/01/03 獅子頭に首を差し出す社長かな :
<アートな一句 2026> 2026/01/01~01/05
2026/01/05 初明り銀河系字地球かな : 有馬朗人 2026/01/04 ドンドンドンドンキホーテの水槽のウツボ お前も旅に出ないか : 寺井奈緒美 2026/01/03 紙の世のかの
<アートな一句 2025> 2025/01/01~01/05
01・05 それもみな夢のようにて暮れそうろう うなじの綺麗な日なたの竜たち : 井辻朱美 01・04 この窓の四半世紀や初景色 : 木暮陶句郎 01・03 髭もじゃのだるまに口づけぼろぼろに
【遊行一句 −2024】2024/12/26~12/31
12/31 裏返すとよくないものが出てきさうな平たい石が目のまへにある : 魚村晋太郎 12/30 なまはげの指の結婚指輪かな : 中本真人 12/29 ここに居ては駄目だ、ここに居ては。その
【飲食一句 2024】2024/12/26~12/31
12/31 境内に千の蕎麦打つ晦日寺 : 福島吉美 12/30 おおはるかなる沖には雪のふるものを胡椒こぼれしあかときの皿 : 塚本邦雄 〜『感幻楽』 12/29 アナウンサーと相席や晦日蕎麦
【 アートな一句 −2024】2024/12/26~12/31
12/31 激憤のつめたい仏たちの部屋 : 岩田奎 12/30 大鐘をヤンキイと衝けりその音はをかしかれども大きなる音 : 森鴎外 12/29 ネアンデルタール以来なる鬱冬籠 : 小澤實 &n
「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」
江戸時代の人々は除夜の鐘を聞きながら 「七味五悦三会(しちみごえつさんえ)」を振り返りました。 今年初めて食べた美味しい物が七つ、楽しかった事が五つ、初めて会った人が三人 いれば「今年はいい年だった」と喜ぶ
【遊行一句 −2024】2024/12/21~12/25
12/25 切株の雪払ひ除けしばらくを坐りをらむに尻(ゐさらひ)は冷ゆ : 佐藤道雅 12/24 つま先を時々出して雪見風呂 : 大木雪香 12/23 君からの留守番電話きくときに受話器は地軸