11/25 鮭燻尾部をくれたり尾鰭断ち : 小澤實 〜〜人形の足にくちづけ禁止 11/24 冷えきったアイスを包む天婦羅の皮でありたい今の私は : 中沢直人 〜〜締め茶漬隣の玉子が気にかかる &nb
福岡道雄 展
〜僕達は本当に怯えなくていいのでしょうか 〜涙が出るポトポト、笑いが出るハハハ 〜何もすることがない何もすることがない 福岡道雄さんは若いころから、 ヘンリー・ミラーが大好きと聞いている。 それはそれ、極めて芭蕉の俳諧に
高垣勝康 展
伊丹の酒蔵空間で4日間だけ、 癌で亡くなった漢のための 遺作展が開かれている。 床一面に展示された平面作品からは、 未生の魂魄がゆうらり顕現してくる incarnation を目の当たりにする。 高垣勝康 展 伊丹郷町館
『バッタもん』岡本光博
『バッタもん』であ〜る。 2010年 神戸ファッション美術館の展覧会で ルイ・ヴィトンの抗議で会期中に撤去された 曰く付きのバッタもん。 岡本光博さんへの、 ルイヴィトン社からの文書は 痛烈な罵倒を込めて、なかなかのもの
『 初夜上堂 』:水島太郎
『 初夜上堂 』:水島太郎 東大寺修二会。 松明につづいて、練行衆が堂に入って祈祷。 この作品を創った太郎さんは、 その練行衆の<処世界>として上堂。 世沙弥樹下に佇む気配やいかに。 夜行に浮かぶ、祈りの時。 <世沙弥コ
遭遇一句 : 11・16〜11・20
1120 毛皮着て王いきいきと醜けれ : 高山れおな 1119 樹は風の強い日に切れつていふぢやない 旧友長谷川を見捨てたあの日 : 岡井隆 1118 水にゐるごとくに風邪を保ちをる : 鴇田
タイム食句 : 11・16〜11・20
11/20 おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直 〜〜上方の益荒男ぶりはきわきわに 11/19 吐くだけの息を吸うなり大根畑 : 橋 閒石 〜〜死んでしまえばおで
高田治『 33歳のおさむ 』
陶と金属の人体彫刻 高田治の新作『 33歳のおさむ 』 血まみれの磔刑。 ズタズタの無残。 それが痛ましいか、眩しいか。 <僕は20歳だった。それが人生でもっとも美しいときだ なんて誰にも言わせない> ポール・ニザン <
顔見世『勧進帳』
南座・吉例顔見世興行、どす。 『勧進帳』 7月の松竹座の襲名披露でもこの演目はあったが、 その時点で顔見世の時には三代が演ずるとあってパスした。 7月は<女殺し> あかんたれの与兵衛の方が今の幸四郎にはあってると 思い込
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』 2007年 歌舞伎座 玉三郎、獅童、七之助。 シネマ歌舞伎で見ている今は11年経過。 勘三郎、三津五郎は亡くなった。 橋之助は芝翫襲名。 海老蔵、勘九郎、七之助の成長。 新作歌舞伎の新派系