藤蔵たっぷり。 『瓢箪棚の段』の長丁場、 切腹あり、大立ち回りあり、 三味線藤蔵が暴れまくる。 もはや掛け声とはいわぬ。 押忍の唸りから雄叫び咆哮へ。 この『彦山権現誓助剣』、 まるで小劇場の不条理コメディ。 めちゃくち
【 タイム食句】 04・16〜04・20
4・20 飮食のさなかましろき魚の肉に添いたる血管をはずしゆく : 内山晶太 〜〜夏近し解体新書弟と 4・19 鳥貝や打ちすゑられて蠢ける : 間村俊一 〜〜握る板前初心者マーク 4・18 われを叱り弟を叱り飽き足らず冷
それでも脳味噌は残留する
獣の頭蓋骨。 苛性ソーダで煮込み、過酸化水素で漂白。 それでも脳味噌は残留するという。 長野久人の新作インスタレーション。 個個の作品はキッチュな表情をみせながら、 狭い室内に木火土金水の思想を層として、 濃厚な弔いの匂
『上方落語史観』
『上方落語史観』 高島幸次 上方落語のネタから とんでもないエピソード、故事来歴が ポロポロこぼれでてくる。 古文書や歴史物語から引用、 解き明かす場合が多いのが通例やけど、 ひっぱってくるネタ元のカテゴリーが 現代風俗
内倉真一郎 ”BABY”
春の展示替え ー① エントランス正面 内倉真一郎 ”BABY” わらってるのは、生理的微笑。 赤ん坊の無意識、本能的なほほえみで、 チンパンジーと人類だけの現象。 (世沙弥コレクション ー2018) *塩田千
素敵なダイナマイトスキャンダル
任侠映画で70年代回顧した足で、 80年代の『写真時代』へ。 だる〜い演出は 去る業界の人々の当時のだる〜い感。
【 タイム食句】 04・11〜04・15
4・15 会うてすぐ水菜を食べて寝てしまふ : 生駒大祐 〜〜コンビニにでかけたまま二年 4・14 資料室で人差し指を糸状菌培養液に漬けている司書 : 橘一洋 〜〜クマグスに奉仕する日々光避け 4・13 もののふの耶蘇蛆
高倉健 @西宮市大谷記念美術館
美術館で高倉健。 それならば、絵コンテ、セットのジオラマ、傑作ポスターなどが並ぶのかと思いきや、内容も画期的。 健さん全仕事主演映画205本の抜粋、これだけ。 昭和残侠伝の池部良との道行だけを年代ごとに追っかけて みると
カイダコ の生殖腕
もひとつ、おもろいもん、めっけ。 これ、タコ、蛸🐙 なんですよ。 カイダコ <貝蛸> 沖合いを浮遊して生活。 メスは自分の分泌液で殻を作ります。 オスは殻がない代わりに、 <生殖腕>。 いざセックスのとき