蕎麦猪口ではなく、つゆをいれる小壺の方。今は自作の ”うずくまる”を使用。たまたま杉浦眞の個展をのぞい たら椿を挿したちっちゃな花入れがいくつか。蕎麦つゆ 入れにピッタリサイズ。蕎麦世沙弥でつかうことに決定。 (杉浦眞作
”四股を踏む”朝青龍の役者ぶり
四股は醜(しこ)。醜には強さを畏怖する意味も。地中 の悪を踏む儀式が横綱土俵入り。朝青龍には歌舞伎役者 と人気を二分した相撲取りのオーラが。けいこ総見でコ ロコロ負ける姿も”役者やのぉ”。まさに醜のヒーロー。
すり鉢の底の胡麻をすくう
2つのブログがスタート。『ゴマは地球を救う!』『胡 麻は世界を救う?』。別々の担当者が個別にタイトルを つけたものだが偶然の一致に驚き。!と?の違いが微妙。 胡麻を残すともったいないから最後まで掬いましょうね。 (和田武
ベジタリアンは野菜のベジタブル主義ではない?
『笑う食卓』は東海林さだお<丸かじり>の路線。情報 要素も豊富。ベジタリアンはラテン語のベジタス(生命 力にあふれた)が語源とは知らなかった。エジプトのゴ マ栽培人は訪日中ベジタリアンといいながら魚も食べた。 (ベジタリ
エルルカンビスはオーベルジュですか?
1室だけのオーベルジュ。どんな形式か興味もあって湯 河原までランチに。フレンチレストランのスペースはた っぷり。2Fに客室があるようやけどオーナーの知り合 いしか宿泊不可。そうか、オーベルジュはイメージ戦略。 (エルルカ
句会で出したのは<雪薄し白魚しろき事一寸>
あとで<明けぼのや>に修正。句会は何回でもあるけど、 今日のこの句会は今日の一回だけ。せやから芭蕉はその 季節の句に仕立てた。茶席も句会もビジネスランチもま して酔っぱろうて恥かくも一期一会。また今度は、無い。 長谷川櫂
落語は「了見」
柳家花緑『落語家はなぜ噺を忘れないか』。了見という 言葉がでてくるが、最近というより大阪人は昔から使わ ない。了見が狭いことは<ケツの穴ちっちゃい>。米朝 師匠に噺を習った時の礼はドンペリ、小米朝にもワイン。 (本)ht
大海に躰しづめん初湯かな/大象
ヴィラ・デル・ソルへ。オーベルジュだが本館の蓬莱の 露天風呂に入浴OK。太平洋を望んでたぷんたぷん。い ざディナーに期待も高まるところですが、舞台装置ほど には。焼き蛤はヌキテパ田辺さんのまま。守破離でっせ。 (ホテル)
良寛の嫌いな三つ「料理人の料理」「書家の書」「詩人の詩」
元朝、モンポウを聴きながら『禅の人』。一休、沢庵ら 禅僧二十人。修行問答の底なし難解さがおもろい。<裏 を見せ表を見せて散るもみぢ>。良寛が最後の最後に貞 心尼にかけた言葉。信頼の相手だからこそ弱みも見せる。 (禅の人)
『寿司屋のカラクリ』大久保一彦
タレ論がおもろい。<庶民はとんかつを食べないでソー スを食べる。回転寿司の客はタレ、即ち醤油を食べる。 餃子屋では醤油と化学調味料を加熱して溶かし込んだタ レでドボッと漬ける。タレ派は嗅覚がないから味オンチ>。 (本)h