木彫家、岸野承

「四人の僧侶
庭園をそぞろ歩き
(略)
一人は食事をつくる
一人は罪人を探しにゆく
一人は自瀆
一人は女に殺される」

木彫家、岸野承は禅寺の廃材から、
ヒトの精神をひっぺがし露わにさらしていく。
吉岡実の詩やベケットの戯曲が
グルグルとまわりだす。