『万葉集の<われ>』 佐佐木幸綱 著

古来、宴席では男女ともにいろんな季節の花々を髪に挿

した。もともとは植物の生命力を身に吸収するためで、

花は生命のエッセンスという信仰から。そう考えると、

ちょっと花をつまんで髪にさしてあげるのもいいもんだ。