『曜変天目茶碗』藤田美術館

こどもの日には逆張りで大人の藤田美術館へ。

鑑定団で話題となった『曜変天目茶碗』は
目玉というよりあくまで展示のひとつ。
奈良の舞楽面、平安の高野切れ、鎌倉の玄奘三蔵絵、
北魏の釈迦三尊、南宋の墨跡・・・
いやあ、この世界は近世ヨーロッパの<ヴンダーカンマー>、
悦楽の蒐集部屋に招かれたみたい。
さすが大阪人、藤田はん。

曜変天目の宇宙美学は、侘び寂びとはかけ離れてる。
利休信奉の茶人の手にあるよりは、
藤田コレクションにあって納得。