6・20
向き合うてふつと他人やかき氷 : 津川絵里子
〜〜ほほえみながらタガが外れる
6・19
家いでてわれは来しとき渋谷川に卵のからがながれ居にけり : 斎藤茂吉
〜〜時々は豚時々は屍体流れ
6・18
国民は自分の甲羅を分泌す : 関悦史
〜〜バケモノたちの剃毛タイム
6・17
我慢してミートボールを食べている父になる性すべてかなしき : 野口あや子
〜〜抹茶味フルーツ男子蠅叩き
6・16
梅を噛む少年の耳透きとほる : 西東三鬼
〜〜IT進化しのびなく棋士