客ありて鶏鳴の消ゆ初夏の里/玉庵

客人あれば鶏を絞めて饗応した食習慣の記憶が妙に生々

しく蘇ってくる。鶏鳴は絞め殺す悲鳴ではなく、翌朝気

がついたら”コケコッコォ〜”が聞こえなかった、とい

うきれいな処理。「黒々と土が鋤かれて鯉のぼり」菜摘

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