修二会は、水と火の行。
お水取りと籠松明。
わかりやすく知られていますが、
謎深く奥知れぬ法会、
おどろおどろしきパフォーマンスが
夜毎繰り返される14日間。
12日深夜、日付が変わるあたりから
「走り」「お水取り」「達陀」
内陣のベストポジションを確保。
練行衆がマラソンマンのごとく
内陣を走りまわった後、
香水給り(こうずいたばり)といわれる
喉を潤す一瞬があります。
一般の内陣席にもその香水を
掌の中にいただくことができました。
驚いたのは、五体投地。
そのバリエーションとして、五体板という
小さな板に膝を打ち付けることを繰り返す。
祈りとか行のレベルではなく、
膝を打ち砕く大音響が荘厳された堂内外に
響き渡るさまは異様。
写真
1)夜明け前4時すぎ、長い一日の行が終わり、
練行衆が走りながら下堂されます。
2)お水取りの行法が終わって、
靜もりかえる二月堂下の閼伽井屋の井戸
3)内陣拝観のリボン
練行衆・処世界の童子を10年以上続けている
水島太郎さんのお世話になりました。