自宅はJRの塚本である。
名刺交換した企業の会長さんが、
<塚本はよく通いました。わざわざ散髪を
するだけのために>。
もう30年前、ヤマザキという行列のできる
散髪屋さんがあった。
活気とアイデアにあふれ、年輩の紳士から
かっこつけの兄ちゃんまで、誰もがリピーターと
なっていった。
マスターはある日、淀川の堤防をランニング中、
バイクと衝突、転倒しそのまま帰らぬ人となった。
淀川堤防はそれ以後、自転車も通行禁止と
なっている。
いろんな職業があるが、こんな伝説になる
ほどの散髪屋さんは珍しい。
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◆妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る / 中村草田男