耳の穴から手ぇつっこんで

奥歯ガタガタいわしたろか、ちゅうギャグを
懐かしく思い出した『アウトレイジ』。

この中華料理屋の親父の耳に箸を突き刺すシーンは
てなもんや三度笠のギャグ。
歯医者の診療台で口腔をドリルでえぐるシーンと
そのあとの石橋蓮司のロボコップ治療。
タケシ映画では珍しいセックスのあとで、
大事な頭部分にヒモをくくられて路上に葬り出される
さながら萎びたペニスを象徴するシーン。

”アウトレイジ”度数に応じてブラックな笑いを
感じられるのは、わずか数シーン。
韓国バイオレンス映画に比べると、
武バイオレンスは淡泊でストイック。

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◆蠅叩き終われば只の男かな / 主水