私は冷血である。
だから、
カポーティ「冷血」の
ノンフィクションの味わいは魔力だった。
今回の映画「真実のテープ」は
<砂糖漬けのタランチュラ>たる作家の
ドキュメント。秘蔵フィルムがいい。
10年前の映画「カポーティ」に扮したのは
フィリップ・シーモア・ホフマン。
この役者にドット惚れ込んだ。
数年後、死亡のニュース。
死因はヘロインのオーバードーズ、
注射器が腕に刺さったままの状態だったという。
カポーティの最期も酒と薬。
そういえば、<ティファニーで朝食を>も
カポーティだった。