ステーキと才能について

僕はステーキが嫌いだ。
すき焼きも好きやない。
いい肉があったらそれが全て。
勝負はそれで決まり。それではおもろないやんか。

つい最近、
<才能>という言葉の分析を教えてもらいました。
庭師は「石の乞はんにしたがへ」
彫刻家は「木の欲する声を聞け」
才能とは<才>と<能>が合わさって完成する。
<才>は人間ではなく、モノに備わっているもの。
素材=石、木、土、鉄、布
その隠れて内在するものを外に引き出すのが人間の<能>。

肉の<才>。部位の選別、内部温度58度にする<能>。
合わさる現場で
僕はステーキ勝負であっさりと負けてしまった。
ああ、おいしい。