『平成美術』 =うたかたと瓦礫(デブリ)=

現代アートとは何か?
そんなどうでもいい質問よりも
<現代とは何か?>
それが問題ですよね。
そのことを考える社会学を包括することなくして、
アートがノーテンキに解放されることはありません。
『平成美術』 =うたかたと瓦礫(デブリ)=
年代でまとめる<平成の美術>ではなく、
<平成美術>、元号を冠にする固有名詞の美術を
媒介に日本の思想をピチピチと俎板にのせた
とんでもなく鮮度の高い展示になっています。
コロナで顕わになったニッポン劣化。
平成の矛盾を社会として読み解く手がかりを
美術作家は具体的に作品として視覚化作業をし、
大小の異なったベクトルで、
提示してくれています。
@京セラ美術館
企画:椹木野衣
**カタログ:松本弦人
カバー切り取りして、中の頁に貼り付けていく行為が
この展示内容を反芻するようにできているスグレモノ。