No Man’s Land 

陶芸のオブジェほど陳腐で退屈なものはない。

茶碗工芸から自由になった前衛的な・・・
という謳い文句に、
これ正気でゆうてはんの?
一昔前、そういう時代がありましたよね。

その地点から解放された世代は
表現の素材がたまたま<土>というだけ、
他の芸術ジャンルと同じリングに立ち
オリジナルでたくましい
ファイティングポーズで魅せている。

兵庫陶芸美術館 開館15周年記念
No Man’s Land

キュレーター makiko sakamoto が
15年共に走りつづけた40代作家15人を集結。
彼らのほぼスタート時点、
やんちゃだったり、痩せて気弱そうな少年が
屈強な壮年に変貌するプロセスを
私もちょうど居合わせた思いが横切る。

関西の美術館系で今最も刺激的な企画。
出かけるべし。