『獅子』 ド迫力

オスとメスの二匹のライオンが二曲一隻で
猛々しく息をしている。

・ 父として幼き者は見上げ居り
  ねがわくは 金色 の獅子とうつれよ

佐佐木幸綱の歌が浮かんだ。
父なるものは、家庭的な優しさではなく、
研ぎ澄ました孤高な魂のオスである。

榊原紫峰の絵は初めて。もっともっと
ポピュラーになっていいのに。
京都日本画の誕生』はこれ1作だけで
見る価値十分。

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◆ピカソはああ見えて、まったくの抽象絵画は描いていない。
 必ず人がいて、物があって、その描写の壊し方のところで
 遊んでいる。見る人に対して、必ず窓が開いているのだ。
  でも、ピカソの後は描写が消えて、理屈が丸裸で出てきて、
 増殖していく。  / 赤瀬川原平