『小さな径の画』小林久美子

『小さな径の画』小林久美子

31音の短歌集であるが、
全編3行か4行に書かれている。
霧を纏った静謐な詩集の装い。

1行棒立ちで31音が暴力的に迫ってくる
現代短歌の群れを思えば、
このような形式がごく普通に何割かはあって
自然ではないか。