春蝶の色気

今は、3代目にあたる。
2代目春蝶のクセのある持ち味と
しゃがれ声が独特のもので、上方の粋を
かんじていた。
息子なんてまだまだガキの落語とパスしていたが、
最近評判がいいので、ブラっと繁昌亭で初体験。

これは、なかなかのもの。
声に色気がある。舞台にしっとりとした風情が
ただよってくる。お江戸の談春ばっかり追っかけないで
これからは、春蝶をしばらくきいていこう。

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◆落語「故郷へ錦」は母子相姦ネタ。
  いわゆる艶笑ネタだけど、ここまではっきりの内容は
  あきらかな放送禁止。でも時代を江戸にもっていけば
  おばちゃんたちもケラケラ笑ってる。
  どうなんやろね。艶っぽいエロ噺は笑えるけど、
  骨組みだけがもろタブーの世界では、しんどい。
  受験生やひきこもりの現代母子相姦の病理まで
  ブラックに乾いて笑いとばす新作を期待しよう。