飯盛る器は葉っぱがいい。
土器がいい。
食うことは原初からの本能。それならば道具も原初のものがいい。
縄文や弥生の土器がほしい。
川淵直樹の器とであった時、
「ああ、これや。これを探してた」。
野焼きの風合いが、飲みたい、食いたい、という本能をかきたてる。
・家のあれば笥に盛る飯を旅にしあれば椎の葉に盛る : 有間皇子
川淵の器をつかうたびに、この万葉の歌をおもいだす。
もしこの皿に出会っていなかったら、陶芸に対する興味はわかなかった。
料理の店『世沙弥』も開いていなかった。
NHK『器 夢工房』の撮影は2009年でした。
世沙弥で、川淵先生と会談できたのは、ほんとに夢のような
ええ想い出です。